マカフィーは9月10日(米国時間)、「インターネット検索で最もリスクの高い有名人 2012」を発表した。今年で6回目となる同調査では、昨年のハイディ・クルムに代わりエマ・ワトソンがランキング1位になった。

サイバー犯罪者は、人気の有名人を使ってユーザーを悪質なWebサイトに誘導し、パスワードや個人情報を盗もうとする。同調査では、Webサイトの安全性を表示するMcAfee SiteAdvisorを使用して、Web上で有名人の名前を検索する際の危険度を算出。今年の調査で最も危険度が高かった有名人の1位は、「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー役で知られるイギリス人女優エマ・ワトソンだった。

同社によると、エマ・ワトソンの最新画像などをインターネットで検索すると、12.6%以上の確率で、スパイウェア、アドウェア、スパム、フィッシング、ウイルス、その他のマルウェアを含む危険なWebサイトが表示されることがわかったという。

エマ・ワトソン (Mike Marsland/Getty Images)

「検索リスクの高い有名人」の2位は、2012年版「トータル・リコール」の映画出演で注目を集めたジェシカ・ビール。2009年に最もリスクの高い有名人に選ばれており、昨年は4位だったが、今年は順位が2つ上がった。3位は「ワイルド・スピードX2」や「最後の恋のはじめ方」などの映画に出演するエヴァ・メンデス。4位はディズニーの「ウェイバリー通りのウィザードたち」のアレックス・ルッソ役や、ジャスティン・ビーバーの恋人として知られるセレーナ・ゴメスで、アカデミー賞受賞女優のハル・ベリーが5位になっている。

6位以下は、上位から順にミーガン・フォックス、シャキーラ、キャメロン・ディアス、サルマ・ハエック、ソフィア・ベルガラという結果。ランキングのトップ20のうち19人は女性で、特にラテン系女性は5人、スーパーモデルは3人、ミュージシャンも3人入っており、検索時のリスクが高くなっている。