NECフィールディングは28日、高効率・省エネ運転が可能な大容量の無停電電源装置(UPS)「BP-LEシリーズ」の販売を開始した。出荷は12月から。

高信頼性、出力容量の拡張性、省エネのニーズに対応する「BP-LEシリーズ」

同製品は、パラレルプロセッシング方式採用で電力変換効率98%を実現。ランニングコスト低減やデータセンターの省エネ化に寄与する。また無瞬断切替が可能なほか、n+1並列冗長運転機能により、UPSにトラブルが発生した場合でも給電が継続される。

必要な負荷消費電力容量に合わせて100kVA単位で容量を選定できるため、初期投資を最小限に抑えることができ、その後の増設も可能。最大600kVAまで拡張性を持たせたことにより大規模なデータセンターにも対応する(400kVA/500kVA/600kVAは2012年8月から出荷予定)。

停電時に備えてUPSが自動バッテリ動作テストを実施。また、負荷容量がUPSの最大出力容量より少ない場合は、その差分をバッテリ充電電力へ加えて回復充電時間の短縮化が可能となっている。

価格は、100kVA/90kW(バックアップ時間10分)で1580万円(税別)から。同社では今後3年間で合計3億5000万円の売上を予定している。