ITホールディングスグループのTIS、ファルコンストア・ジャパン、日商エレクトロニクスの3社は2月16日、企業システムのBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)対応に向けたバックアップリカバリとディザスタリカバリの分野で協業し、新サービス「BRDR スーパーシステムリカバリ」の提供を3月より開始すると発表した。

今回の協業では、ファルコンストアの高速リカバリソリューション「FalconStor CDP(Continuous Data Protector)」と日商エレが販売代理店を務めるユーティリティストレージ「3PAR」を活用し、TISが顧客のBCP対応に向けた課題解決のサービスとして「BRDR スーパーシステムリカバリ」を月額3万円から提供する。

同サービスは、TISが昨年11月から提供しているITインフラ最適化支援サービス「IT@VSOP」の「災害対策・バックアップ統合」のサービスメニューとして展開される。

同サービスでは、リカバリを短時間で実現するためにWindows/Linuxサーバを対象とした、高速でのリアルタイムバックアップリカバリサービス、ディザスタリカバリサービスを提供する。

BRDR スーパーシステムのリカバリのイメージ

価格は初期費用と月額費用から構成される。月額費用(1サーバ当たり)は1万円、月額費用は(1サーバ当たり)、Webアプリケーションサーバ/メールサーバ/ファイルサーバなどを対象としたサービス「Standard Edition(ディスク容量10GB)」が3万円、データベースサーバを対象としたサービス「Database Edition(ディスク容量10GB)」が4万円となっている。保護対象のディスク容量は10GB当たり2,000円で追加することが可能。

3社は同サービスを第1弾として、バックアップリ/ディザスタリカバリ分野を対象とした「BRDRシリーズ」を今後も共同で展開していく予定。