NECグループの新しい時代をつくるのは"自分"だという思いで
「大胆な一歩」を - 社員向け年頭訓示要旨

NECグループは、2008年にNECグループビジョン・バリュー/NEC Wayを策定し、長期的発展の基盤をつくった。そして2009年には従来のNECグループの常識を打ち破り、革新に向けた取り組みを実行し、組織・制度改革、業務プロセス・IT改革、さらに半導体やモバイルターミナルの事業再編などを実行した。

2010年はこれまで築いてきたNECグループの新しい基盤に基づき、「NECグループビジョン2017」を実現するための「大胆な一歩」を踏み出す年としよう。私たちがビジョンで想定した世界への動きが加速する中、IT/ネットワークを軸とした新しいNECグループとしてグループの総力を結集し、「お客さまのお客さま」まで考えながら、不況の先の新しい世界に向けてお客さまと社会に貢献できるイノベーションを生み出していこう。そのために、クラウドを軸とした成長戦略の実行を加速し、徹底したマーケットインの発想でグローバルに勝てる製品・サービスを創出していこう。

そしてNECグループが「One NEC」として力を最大限に発揮するために、「対話」を継続的に行うことで組織風土改革を推進し、対話をとおして世界中の知恵を新結合させイノベーションを生みだしていこう。その中でNECグループ全体で成功と失敗を共有し、仲間と共に学んでいこう。

年初にあたり、NECグループ社員の皆さんには、2010年の挑戦を成功させるために一人ひとりが主役となり、自分に何が出来るかを考え、主体的に行動して欲しい。そして自部門だけでなく、全体最適を常に意識し、One NECに貢献するために、お互いが助け合って実行していこう。既に新しいNECグループに変わるための環境は整ってきた。新しい世界も見え始めている。 NECグループの次の時代を創るのは"自分"であるという強い思いを持って、大胆な一歩を踏み出していこう。