UDP圧縮に対応した唯一の選択肢

ジュニパーネットワークス株式会社第二技術本部 テクニカル・コンサルタント 松本裕氏

拠点間通信におけるネットワークの最適化において、同社の特徴を端的に伝えると「圧縮技術」に尽きる。同社によると「トラフィックの圧縮をTCPレベルで行っているベンダーはあるが、ビットレベルでデータのパターン分析を行って圧縮を実現しているのは当社だけ」とのことだ。さらに、UDPのトラフィックまでを圧縮対象に含めるとなると、選択肢は事実上同社の製品しかなくなるという。

また同社製品には、信頼性に対する要求レベルが高いWAN環境において、パケットロスのリスクを解消する「Fast Connection Setup」機能が実装されている。これは回線品質に難がある海外拠点との通信におけるアドバンテージであるとともに、実際に同社製品を導入する理由に挙げている顧客も多いという。

QoSの設定・制御に対する信頼性

IP電話の普及により、ネットワークの帯域においてVoIPが優先されるケースも増えているが、これによって特定の業務アプリケーションのパフォーマンスが落ちるといったトラブルも発生している。

同社はこの点について「製品戦略上の大きな柱」として位置付けるQoSでの問題解決・最適化に絶対的な自信を見せる。「帯域は余っているのになぜか遅い……」「Windowsのファイル共有で使うCIFSのスループットを上げたら、今度はVoIPが使えなくなってしまった」といったトラブルを、同社製品で解決したケースもあるそうだ。

また目に見えない部分ではあるが、同社はTCPのセッション接続数の拡張性も重要だとしている。「日本の職場では朝と昼の時間帯にバースト的にコネクションが増加する傾向があるため、これは非常に重要」というように、WX/WXCシリーズでは最大で64,000もの同時TCPコネクションをサポートしている。

さらに、HDD搭載モデルのWXCでもOSはフラッシュメモリに実装されているため、HDDが故障しても接続は維持される。運用面での影響を最小限に抑えることができるのもメリットだとのことだ。

製品ラインナップ

WX/WXCシリーズ
WX 100/100 Stack
WXC 500/590/1800/2600/3400/Stack

『出典:システム開発ジャーナル Vol.10(2009年6月発刊)
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