Windows Home Serverに作成したユーザーアカウントと、ホームコンピュータ(クライアント)に作成したユーザーアカウントのログオン名が同じでパスワードが異なる場合、ホームコンピュータにログオン後、両者のパスワードを簡単な操作で一致させることができます。

1.タスクトレイの「Windows Home Serverトレイアプリケーション」がメッセージを表示します。このメッセージをクリックして、パスワードを同期します。

タスクトレイに「パスワードが一致しません」というポップアップメッセージを表示

2.[パスワードの更新]をクリックして選択します。

3.Windows Home Serverとホームコンピュータ、どちらのパスワードをどちらにコピーするか選択し、双方のパスワードを入力します。

こうしてパスワードを同期すると、ホームコンピュータにログオンしたことによるログオン情報を利用して、Windows Home Serverのネットワーク共有資源にアクセスするため、Windows Home Serverアクセス時にいちいちユーザー名やパスワードを入力する必要がありません。逆に、Windows Home Serverとホームコンピュータのアカウント情報を一致させずに使い続けることもできますが、そのときは、Windows Home Serverにアクセスする度にWindows Home Serverアカウントのユーザー名とパスワードの入力が必要になります。

ネットワークの安全性の評価

ホームコンピュータ(クライアント)にWindows Home Serverクライアントコネクタをインストールすると、タスクトレイにWindows Home Serverトレイアプリケーションを表示します。クライアントコネクタはネットワーク設定の評価を行い、セキュリティ上の問題がなければ緑、警告は黄色、重大な問題の発見では赤でアイコンを表示します。

トレイアプリケーションで問題をポップアップ表示

Windows Home Serverコンソールで、[ネットワーク]ボタンをクリックすると詳細を表示

なお、トレイアプリケーションアイコン表示色は以下の通りです。

正常な状態

警告を表示

重大エラー発生時

後編では、Windows Home Serverの自動バックアップやHD拡張、リモート接続など、より詳細なWindows Home Serverの機能を紹介します。