Analog Devices(ADI)は、同社のアドバンストTVソリューション「Advantiv」を拡張し、民生機器制御(CEC)コントローラとアナログインタフェースを集積したディープカラーHDMIレシーバ「ADV7604」を発表した。すでにサンプル出荷を開始しており、量産出荷は2009年2月を予定している。単価は1万個受注時で7.95ドル。

ディープカラーHDMIレシーバ「ADV7604」

同レシーバは、Energy Star Programが要求する電力効率で1080pのビデオ性能を提供するよう設計されている。12ビットのディープカラーHDMIレシーバを3チャネルの170MHzの12ビットA/Dコンバータと整合させており、アナログインタフェースでのディープカラー精度も実現する。

また、高集積化により、1080pビデオ性能や待機時消費電力の低減などのほか、外付け部品を従来比で最大5個削減でき、HDTVの部材費とシステムとしての消費電力低減を実現できる。

さらに、HDCPの認証処理機能をオンチップでサポートしており、不正コピーに対する認証チェックをシームレスに、かつ遅延なく行うことが可能だ。