JRubyの開発者であるCharles Nutter氏は3日(米国時間)、自身のブログにおいてJythonの開発者とJava仮想マシンのダイナミック言語機能の将来について議論をもったことを紹介している。JythonはJavaで開発された実装系。Jythonを使うことで、Pythonで開発されたプログラムをJava実行環境で動作させられる。また、PythonとJavaの機能がシームレスに統合されているという特徴がある。

Jythonの最新版は2007年8月22日(米国時間)に公開されたJython 2.2。Jython 2.2は初のプロダクションレベルのバージョンと位置付けられているが、対応しているバージョンが古い感は否めなかった。現在Pythonの主流バージョンは2.5系であって、2.2系はだいぶ古いと言わざるをえない。

しかし、Jythonは死んだわけではないようだ。Charles Nutter氏が同ブログで明かした内容によれば、すでにJythonでDjangoが動作したとされている。より最新のバージョンに対応したJythonの登場はそうとおい未来の話ではなさそうだ。