The H2 Database Engine Projectは3日(米国時間)、H2 Database Engineの最新版となる「H2 Database Engine(以下、H2)1.0 / 2007-08-02」を公開した。H2はJavaで開発されたRDBMS。サーバおよび組み込みの両用途に対応しているのに加え、動作が高速で、ほかのRDBMSが実装していない機能をアグレッシブに実装し続けているという特徴がある。

1.0 / 2007-08-02では、従来までH2で使われてきたODBCドライバが削除された。その代わりに、PostgreSQL ODBCドライバを使ってアクセスできるように変更されている。

今後は、PostgreSQLのサーバサイドネットワークプロトコルが使われるようになるため、PostgreSQL ODBCドライバやPostgreSQLクライアントを使ってH2を操作できるようになる。独自のODBCドライバの開発を終了し、PostgreSQL ODBCドライバを採用することで、アクセスできるクライアントが増えるほか、開発労力をデータベースそのものに注力できるという判断があったものと推測される。