セイコーエプソンは23日、最大XGA(1024×768ピクセル)まで表示可能なLCD(液晶ディスプレイ)コントローラLSI「S1D13513」を発表した。車載機器やFA機器などでの利用を見込んでいる。

LCDコントローラLSI「S1D13513」

本製品は、外付けメモリとして最大64MバイトまでのSDRAMを利用できる。16個のスプライト機能や3画面の重ね合わせ表示機能などの描写機能を搭載しており、メインCPUの負荷の軽減が図れる。本製品とメインCPUとの接続に関しては、複数のCPUインタフェースモードが用意しており、10種類以上のCPUとの接続検証を行っているという。

本製品はカメラ入力ポートを搭載しており、カメラが撮影した映像を画面に表示することができる。カメラから出力されるYUV信号(2×8ビットまたは1×16ビット)を取り込み、画面に表示するためのYUV to RGB変換機能を備えている。

パッケージは、256のPBGAまたは208ピンのQFP。量産出荷は8月を予定している。サンプル価格は2,700円(税抜き)。同社では、Microsoftの組み込み向けOSであるWindows CE用のドライバをサポートした評価用ボードも用意している。