安全なカーライフを送るために欠かせない検査制度、それが車検です。
こちらは車を所有するすべての方が例外なく行わなくてはいけないものですが、業者選び一つとっても「ディーラー」「ガソリンスタンド」「カー用品店」など様々で、それぞれに特徴があります。
そこで本記事では、業者ごとの特徴や実際の選び方などを解説いたします。
車検業者の特徴
先述の通り、車検を受けられる業者は「ディーラー」「ガソリンスタンド」「カー用品店」などがあります。ここではそれぞれの特徴を見ていきます。
ディーラー
ディーラーは自動車メーカーと契約して新車を販売しているメーカーです。ディーラー車検の特徴はなんと言っても整備士の技術水準の高さでしょう。
ガソリンスタンドなど他業者の車検に比べ点検箇所も多く、消耗品などは正規品に交換してくれます。
そう言った意味で安心感に重点を置くユーザーに人気な印象があります。
高い技術で安心感が強い反面、費用が高くなる点がデメリットとしてあります。
ガソリンスタンド
日常的に利用するガソリンスタンドでも車検を受ける事が可能です。
ガソリンスタンド車検は費用が安い点が特徴で、この記事で紹介する3つの業種の中では一番安く済ませることが出来ます。
ディーラーと比べて3万円近く費用が変わることもある中で、近年では整備工場を持っていたり、国家資格整備士在中の店舗も増えており安いだけでなく技術面でも評価が高くなってきています。
それでもディーラーに比べ、技術面が少し物足りなかったり、カー用品店に比べ交換部品などが充実していない点がデメリットと言えます。
カー用品店
オートバックスやイエローハットなど、CMで馴染みのあるカー用品店も近年では車検に力を入れてきており、比較的安価で車検を受けられます。
交換部品などが必要な場合、その部品を安価で購入出来たり、種類が豊富だったりするのが特徴です。
一方でディーラー車検やガソリンスタンド車検に比べて整備技術にバラつきがあったり、年式の古い多走行な車などの場合は追加の部品交換や整備が必要になるケースもあるようです。
業者選びのポイント
車検に合格出来なければ公道を走ることが出来ないため、当然どの業者も車検に合格出来るように整備を行っていきます。
その中で整備内容や料金設定などにはそれぞれ違いがあるので、様々な事を加味した上で自分に合った車検業者を選ぶ必要があります。
ここではそれぞれの特徴からおすすめの業者を見ていきます。
とにかく費用を抑えたい!安さ重視で選ぶなら
先述したように、同じ車検でも費用面では業者によって大きな差があります。
その中で、とにかく安く、お得に車検を済ませたい!という方にはガソリンスタンド車検がおすすめです。
価格が安いのに加えて車検を受けることで割引や特典を受けられるケースもあります。
費用が抑えられている分、必要最低限の整備を行うことが多いので、車検に合格はするものの十分な整備にならない可能性もあるので注意が必要ですが、そう言った心配がある場合は実績の豊富な店舗や立ち合い車検が行える店舗を選ぶのが良いかと思います。
隅々までしっかり見て欲しい!整備内容重視で選ぶなら
そもそも車検は「安全なカーライフ」を目的としているものなので、少々他より高くても技術の高い整備士に隅々までしっかりと見て貰いたい!と考える方も多いと思います。
そう言った方にはやはりディーラー車検をおすすめします!
また急を要する整備を希望する場合や、部品交換がメインになりそうな場合などではカー用品店での車検もおすすめです。
自分に合った車検業者の選び方
実際に車検業者を選ぶ際に、とても役立つ業者を3つ紹介します。
お住まいの地域の中で最も安く車検を受けられる業者や、評価の高い業者を簡単に探すことが出来るので、自分に合った車検業者を選ぶにはこういったサイトを活用するがおすすめです!
楽天Car車検
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車検に関する疑問!Q&A形式で回答します
ここでは「どの様な理由で店舗によって価格差が出るのか」など、車検に関してのよくある質問をご紹介します。
今回の車検を少しでも安く、そしてご自身のライフスタイルに合った安心できる車検屋さんにお願い出来る様に改めて確認してみてくださいね。
Q1.車検費用の内訳ってどうなってるの?
大きく分けて「法定費用」と「車検基本料」から成り立ちます。
- 法定費用:国によって定められた最低限かかる費用
- 基本車検料:各店舗に任されたその他の費用
「法定費用」は国によって定められた最低限かかってくる費用となります。
そのためどの店舗に依頼しても変動はありません。
一方「基本車検料」は車検を通すための予備検査代金や車両の整備料金、車検代行料などを指します。
こちらの料金に関しては相場こそあるものの最終的な計算は各車検店舗に任されています。
分類 | 項目名 | 詳細 |
法定費用 (一律) |
自動車重量税 | 車両重量の増加に応じて課される税金。 自家用乗用車、軽自動車を問わず、新車購入時の初回登録時および継続車検時に、 次回の車検までの3年ないし2年間の税額をまとめて納める。 |
自賠責保険料 | 車の所有者が必ず加入しなければならない保険。 加入後に交付される「自賠責保険証明書」は、運転時に携帯する義務が課されている。 |
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印紙代 | 検査費用や車検証の発行手数料を支払うための印紙と証紙の代金。 印紙は国に、証紙は地方自治体に支払った税金や手数料を納めたことを証明する証票のこと。 |
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車検基本料 (車検店舗によって異なる) |
点検手数料 | 名称は各お店によって異なるが、車検の点検料金のこと。 依頼するお店や内容によって料金も変動する。 |
その他諸費用 | 車検に係る書類作成代や整備以外のテスター使用料など。 依頼するお店によって異なる。 |
Q2.なぜ店舗によって価格差があるの?
車検の費用が異なるのは「車検店舗の取り分」が存在するためです。
そして当然ながら車検店舗の種類によってメリット、デメリットが存在します。
業種 | メリット | デメリット |
ディーラー | 純正パーツを使用するなどディーラーならではのサービスを受けられる。 | 割高である |
ガソリンスタンド | 24時間365日開いている店舗も多く便利 給油のついでに相談しやすい |
店舗によって整備やサービスの質が異なるため、技術面に不安が残るケースがある |
車検専門店 | 車検整備だけに特化しているため、技術面で安心 | 車検専門ゆえに、予防的な部品の交換などの整備は積極的には行われない |
カー用品店 | 店内に車検対応部品が豊富に揃えられているため、 不適合の部品があってもその場ですぐに交換できて、 車検をスムーズに進められる。 |
すべてのカー用品店が指定工場を完備している訳ではないため、即日車検を考えている人には向かない。 |
このように、例えばディーラーに依頼する場合は純正パーツを使用したりディーラーならではのサービスを受けられる代わりに値段が割高。
ガソリンスタンドに依頼する場合は24時間365日開いている店舗もあるので便利ではあるが、整備能力に不安が残るという見方もある..といった具合に様々です。
Q3.車検費用を抑えるポイントは?
車検費用を抑えるポイントは3つあります。
- 複数の車検見積りを比較して安くお願いできる車検店舗を見つける事
- 店舗ごとの特典やサービスを最大限活用する事
- 普段から車のメンテナンスを心掛ける
金額が一定である法定費用に関してはどこの車検屋さんで車検を受けても料金は変わりません。
そのため、もう一方の車検基本料金でいかに差をつけるかがポイントになります。
店舗によって料金の差はもちろん特典やサービスがかなり異なります。
数店舗をピックアップした上で見積もりと併せて特典にも着目することをオススメします。
料金だけで判断すると、ご自宅からの距離が遠すぎたり、不必要な特典しか得られないといった事態も予想できるので、総合的に判断する事が賢明です。
そして当然ながら整備が必要な箇所が少なければ少ないほどコストは安く収まりますので、普段からメンテナンスを心がけることも重要です。
まとめ
ここまでの通り、車検業者にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
その中で自分が一番納得出来る車検を選ぶことが重要です。
車検は車を保有する全ての方が例外なく受けなくてはならないものなので、期限が迫ってから慌てて業者を探すよりも、日頃から情報を集め、タイミングが来たらここで見積もりをしよう!と目処を立てておくと適切な業者を選ぶことが出来るでしょう。
また、キャンペーンや特典なども時期により変わっていたりするのでそう言った点も注目してみると良いかもしれません。
本当に!?車検をやめて「車を高く売る」ほうが得なの?
はい、正解のこともあります!車検前は、車を高く売る最後のチャンスです。車検費用が高額なら、この機会に車を高く売ることを検討してはどうでしょうか?車検が近い時期は、車を高く売って新車買い替えの軍資金を手にするチャンスです!当然ながら、【車検が切れる前の時期が買取価格は最大になります!】
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