18歳人口が減少する中、旧態依然とした経営では大学運営の持続性を保つことが困難になってきている。経営上に潜む課題を発見して改善を図る、あるいは大学の強みを見出してそれを伸ばす、……こうした取り組みは、今日の大学運営において不可欠だといえよう。

上智大学は、まさにいま述べた取り組みを推し進めている一校だ。同校では、大学が持つ膨大なデータをIR(Institutional Research: 運営上の意思決定および計画立案に必要な情報を収集・分析・提供すること)に活用。さらに、経営部門だけでなくあらゆる部門が日々の業務でデータを活用する風土づくりにより、全校一丸で大学の価値向上に臨む体制構築に成功している。

上智大学、教学も経営も全体の数字把握

上智大学の取り組み詳細は、こちらからご覧いただきたい。

同校のデータ活用をネクストステージに導いたきっかけは、Tableauの導入にあったという。取り組みをまとめたレポートから一部を抜粋して紹介したい。

Tableau Japan 導入事例
[上智大学]
上智大学、教学も経営も全体の数字把握
スプレッドシートで断念した IR 活動活性化

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従来手法にあった限界をTableauで打破

上智大学がIR推進に着手したのは2013年のこと。当時はまだビッグデータという言葉が世に出始めた頃であり、データを本格的に経営へ活かそうとする大学はまだ少数だった。上智大学の試みは前衛的なものだったといえるが、実践する中で、ある大きな課題にぶつかったという。

同校ではこれまで、データ活用のプラットフォームとしてExcelとAccessを利用してきた。しかし、そこには大きく2つの “データ活用を妨げるボトルネック” が存在した。

1. 膨大なデータの取り扱いが困難
日本有数の在籍学生数を誇る上智大学では、学生にまつわるデータや多岐に渡る部門が持つデータなど様々な形式の膨大なデータを保有。ExcelやAccessによる分析では、ここにあるデータを適切に分析することが困難だった。

2. 活用部門が限定的
従来ツールでは “膨大にあるデータへアクセス可能な環境” を各部門へ展開することが難しく、データを活用する部門が限定的にならざるを得なかった。

従来手法によるデータ活用に限界を感じた上智大学は、取り組みの在り方を、Tableauを用いたものへ一新することを画策。2014年にその有効性を検証したことを皮切りにしてTableauを活用するシーンを拡大した結果、いまでは多くの学部・学科で日々の業務にTableauが利用されるようになった。IRについても、従来と比べ水準を大きく引き上げることに成功している。

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上智大学ではTableauがどのように活用されているのか。あらゆる部門が日々の業務でデータを活用する風土づくりはいかにして果たされたのか。レポートではこの詳細について解説している。大学運営に携わる方にはぜひご覧いただきたい。

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スプレッドシートで断念した IR 活動活性化

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