イ・チャンドンがその才能を見出し、ポン・ジュノがファンを公言する、ユン・ガウン監督最新作『ジュインはリンゴが嫌い』(2026年12月11日公開 配給:ビターズ・エンド)のポスタービジュアルと予告編が公開となった。
『ジュインはリンゴが嫌い』は、主人公の女子高生・ジュインが忘れたい過去に立ち向かい、自らの人生を取り戻そうとする心の機微を繊細に描いたドラマ。
監督を務めるのは、イ・チャンドンがその才能を見出し、ポン・ジュノがファンを公言する、ユン・ガウン。10歳の少女たちの等身大の世界を切り取り、第66回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門選出、第17回TOKYO FILMeXでトリプル受賞の快挙を成し遂げた長編デビュー作『わたしたち』(2016)に続いて日本公開となる本作は、2025年に韓国で公開されたインディペンデント映画でNo.1ヒットを記録した。韓国映画初のコンペティション部門への出品を果たしたトロント国際映画祭を皮切りに、世界20以上の映画祭で招待・受賞を重ね、多くの観客や批評家から高い評価を集めており、昨年のTOKYO FILMeXで上映された際には「心に刺さる素晴らしい映画」「幾度も涙腺崩壊」「意味をかみしめてまた観たい」と絶賛の感想が相次ぎ、国内外問わず熱い視線を向けられている。
この度公開となったポスタービジュアルは、「ほんとうの"あなた"は、どれ?」という意味ありげなコピーと共に、どこかを真っすぐに見つめるジュインの表情が印象的だ。彼女のハッとしたような表情、タイトルの「リンゴが嫌い」は、どういう意味なのか? 様々な「?」の生まれるポスタービジュアルとなった。さらには「傑作。—ポン・ジュノ」の力強い文字と、世界各国の映画祭での受賞、上映歴の数々が並ぶ。
あわせて公開となった予告編は「どうしてリンゴが嫌いなの?」と周囲がジュインに問いかけるところから始まるが、彼女の答えは明かされない。明るく人気者のジュインの充実した生活が映し出されたかと思うや否や、「ジュインのこと、本当に知ってる?」とこちらも違和感のあるメッセージ。担任の先生の前でおどけたかと思えば、何かを訴え、クラスメイトに詰め寄るなどさまざまな表情が映し出され、「ジュインの本心がわからない」「本当にそれでいいの?」など周囲とのすれ違いに戸惑う様子。コロコロと変わるジュインの表情に引き込まれているうちに「これは誰かの物語。そして、あなたの物語。」という投げかけで、予告編は幕を閉じる。予告内では「繊細さに胸を打つ(Cinema Escapist)」「目が離せない(FIPRESCI)」「心を揺さぶる(Variety)」や、ポスタービジュアルでも目を引くポン・ジュノ監督のコメントに加え、「完璧な映画。—グレタ・リー」の文字も。世界のメディアのみならず、著名人からも熱い応援をされている。
ジュインの周りに垣間見える"違和感"の正体は何なのか? いくつも生まれる「?」の答えは、予告の冒頭に流れる「どうか予備知識を持たずに観てください。彼女と一緒に、一歩ずつ経験してほしいから」というユン・ガウン監督からの言葉により、本編で主人公ジュインと同じように歩むことによって導かれていくものだと示唆される。
韓国では公開時に"ネタバレ自粛チャレンジ"が巻き起こったほど、監督の言葉に賛同する観客は多く、彼女の物語が如何に共感と応援の声を集めていたのかが窺える。
さらに、場面写真11点も公開となり、ジュインが生き生きと過ごす毎日の様子が一層、物語への興味を駆り立てる。
■ストーリー
いつも明るくみんなを引っ張るクラスの委員長、ジュイン。ときにお調子者な一面もあるが、男女分け隔てなく接し、先生から「しっかり者」と信頼を寄せられ、充実した高校生活を送っていた。そんなある日、クラスメイトとの言い合いで思わず口にしたひとことをきっかけに、彼女のもとに差出人不明のメモが届くようになる。戸惑いながらもいつも通りの生活を送るジュインだが、周囲との関係はかけ違ってゆき――。
■出演者
ソ・スビン
チャン・ヘジン
キム・ジョンシク
カン・チェヨン
イ・ジェヒ
キム・ヨチャン
■スタッフ
監督・脚本:ユン・ガウン
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