クリストファー・ノーラン監督の最新作『オデュッセイア』(2026年9月11日公開 配給:ビターズ・エンド/ユニバーサル映画)のNYプレミアが開催され、主要キャスト、監督のクリストファー・ノーランらが登場した。
『オデュッセイア』は、モロッコ、ギリシャ、イタリア、アイスランド、スコットランドなど世界各地で撮影を行ったアクション映画。本作は、ホメロスの原点ともいえる叙事詩を、長編映画史上初めてIMAXフィルムスクリーンで映像化。「オデュッセイア」は、古代ギリシャの詩人ホメロスによって書かれた英雄譚で、西洋文学の金字塔にして世界最初の物語のひとつとして知られている。トロイア戦争の終結後、イタケの王・オデュッセウスは、家族の待つ故郷へ帰還を目指す。しかし、彼の前には、神々の介入、怪物、そして荒れ狂う海など容赦ない試練が立ちはだかる。映画『オデュッセイア』は、10年にも及ぶ主人公の壮大なる旅と冒険を描き出す。
オデュッセウスを演じるのは、『インセプション』(2014)『オッペンハイマー』(2023)にも出演しているマット・デイモン。そのほか、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ロバート・ パティンソン、ゼンデイヤ、シャーリーズ・セロン、ルピタ・ニョンゴらがキャスティングされている。 製作は、エマ・トーマスとクリストファー・ノーランの制作会社・シンコピーが手掛ける。エグゼクティブプロデューサーはトーマス・ヘイスリップ。
この度、現地時間7月14日に米国・ニューヨークのAMCリンカーンスクエアにて、本作のNYプレミアが開催された。主演のマット・デイモンをはじめ、キャスト陣とメガホンを取ったクリストファー・ノーラン監督らが一堂に結集。映画史に新たなページを刻む超大作の誕生にふさわしく、圧倒的なスケールのプレミアとなった。
プレミア会場には、砂浜をイメージした装飾の奥に、劇中にも印象的に登場する全長44フィート(約13メートル)におよぶ「トロイの木馬」が出現。タイトルロゴが飾られた会場内や、篝火が焚かれたゲート周辺には、鎧兜や槍を身にまとった兵士たちが警護にあたるなど、まさに古代ギリシャの景観がそのまま立ち現れたかのような雰囲気に包まれた。
カーペット上でのインタビューに応じたマット・デイモンは、「役作りのために体重を167ポンド(約75.7kg)まで落とし、毎朝3時や4時からトレーニングに励みました」と過酷な準備期間を振り返る。本作について、撮影の厳しさから過酷なロケーションを単なる仕事ではなく「遠征(エクスペディション)」と表現するマット。全編IMAXカメラで撮影された本作については「CGIは一切使っていません」と断言し、「1,000人規模の戦闘シーンでも実際に1,000人のエキストラを動員して撮影したことを誇りに思います」と、共に戦い抜いた スタッフやキャストを称賛した。
トム・ホランドは、マットやアン、ルピタ、ノーラン監督らと仕事ができたことに「雲の上にいるような気分です」と興奮を隠せない。信頼するノーラン監督が創り上げる世界観について、「緊張している暇もないほど他にはないスピード感で撮影が進みました」と語り、飛び込むだけで役になりきれる唯一無二の撮影現場を絶賛した。
アン・ハサウェイは、演じる上で自身も妻であり母である経 験を役に深く反映させ、主演のマットとも、“家族の絆”という共通点を通じてすぐに打ち解けられたと語る。ノーラン監督については「知性、常識、人間性を兼ね備えた完璧な存在です。監督の真摯な姿勢こそが、多くのスタッ フやキャストが何度も彼と仕事をしたがる理由です」と熱く称賛した。
ヘレネとクリュタイムネストラという一人二役を演じたルピタ・ニョンゴは、「ノーラン監督からこの役の第一候補だと提示された際、あまりの驚きにその場で承諾しました。脚本を読む必要すら感じませんでした」と出演即決のエピソードを披露。さらに本作について、「女性たちの視点にもしっかりと時間を割いて描かれている点に新たな魅力を感じています」と手応えを明かした。
ゼンデイヤは、正式なオファーを受ける前に、パートナーであるトム・ホランドが持っていた脚本をこっそり読み、その素晴らしさに感銘を受けていたという秘話を明かした。その上で、「翻案不可能と思える 古典文学をここまで見事に映画化できるのは、ノーラン監督以外に存在しません」と監督の手腕を力強く称えた。
本作でノーラン監督作への初出演を果たしたシャーリーズ・セロンは、出演を振り返って「どのような役柄であれ、ノーラン監督と一緒に働きたいと思わない俳優はいません。依頼があれば即座に駆けつけます」と語り、監督への絶対的な信頼を口にした。
兵士シノン役のエリオット・ペイジは、『インセプション』以来約16年ぶりとなるノーラン組への帰還に喜びをあらわにした。超大作でありながら「現場ではノーラン監督が最高の1ショットを捉えることだけに全神経を注いでいるため、まるでインディーズ映画を作っているかのような濃密な感覚でした」と振り返った。久々のノーラン作品でエリオットが魅せる新たな活躍にも期待が高まる。
そしてメガホンを取ったクリストファー・ノーラン監督は、いよいよ目前に迫った全米公開を前に、この物語を「人類の原点となるストーリー」と位置づけ、現代映画において未だ誰も成し得なかったアプローチで映像化できたことへの胸の高鳴りを語った。特にキャスト陣への信頼は絶大で、主演のマット・デイモンについて「マットは自ら先頭に立って現場を引っ張る男であり、彼の情熱と姿勢が『自分たちも応えなければ』と周囲を鼓舞する最高の刺激になりました」と高く評価。また、キャストに妥協のない挑戦を求める一方で、「俳優が何を求めているかを理解し、常に同じ現場で寄り添うこと――例えば水中の撮影であっても自身がキャストと共に水に入ることを信条としています」と明かし、常にキャストに寄り添う真摯な姿勢こそが、世界最高峰のスターたちから出演を熱望される所以であることを深くうかがわせた。さらにノーラン監督は、「2回以上鑑賞される方には、ぜひ脇役やオデュッセウスの乗組員たちの細やかな演技に注目してほしいです。そこには膨大なディテールが詰め込まれています」と、細部までこだわり抜いた作品への自信を覗かせた。
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マット・デイモンとアン・ハサウェイ
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マット・デイモンとアン・ハサウェイとトム・ホランド
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マット・デイモンとトム・ホランド
■出演者
オデュッセウス:マット・デイモン
テーレマコス:トム・ホランド
ペネロペ:アン・ハサウェイ
アンティノオス:ロバート・パティンソン
アテナ:ゼンデイヤ
カリュプソー:シャーリーズ・セロン
シノン:エリオット・ペイジ
ヘレネ/クリュタイムネストラ:ルピタ・ニョンゴ
■スタッフ
監督/脚本:クリストファー・ノーラン
製作:エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン
エグゼクティブプロデューサー:トーマス・ヘイスリップ








