MicrosoftのExcel開発チームは現地時間17日、今年の3月に発表した新関数LET()がGA(Generally Available)に到達し、一般利用が可能になったことを公式ブログで発表した。Windows版ではVersion 2009(Build 13231.20262)、Mac版ではVersion 16.42(20101102)以降で利用できる。

任意の式やセルの範囲に名前を付けて変数として計算するなどExcelの活用の幅を広げるLET()関数は今年の3月に新関数として発表されており、Office InsiderのInsiderチャネルで利用可能となっていたが、正式版として一般公開された。可読性やパフォーマンスの向上にも役立つLET()だが、先月にはデータリソースからのインポートを容易にするPower Query data typesも発表しており、Excel内でのより活発なデータ活用が期待される。公式ブログでは、摂氏温度から華氏温度への変換などを例に効率的なLET()の利用法などを紹介している。

  • A1からA5のセルをXにして、SUM()で合計するLET()

    A1からA5のセルをXにして、SUM()で合計するLET()