シンガポールのロボットベンチャーOTSAWは8月25日、同社のUV-C LED「O-RX」を搭載したヒト・コロナウイルス除菌ロボットを用いた高濃度生サンプルを対象とした除菌試験に成功したと発表した。

実際に試験を行ったのはシンガポール科学技術研究庁(A*STAR)で、実験室において、2.5mの作動距離で5分以内に99.9%の有効性で除菌を達成したという。試験に用いられたヒト・コロナウイルスの高濃度生サンプルは米国から空輸されたもので、ロボットはバッテリーで5時間駆動し、1時間あたり4000ft2の除菌が可能だという。

なお、同社では科学に基づく試験こそがOTSAW O-RX除菌ロボットのコロナウイルスに対する有効性と効果を確かなものにする唯一の方法だと説明しており、新型コロナ対策に向けた取り組みも今後進めて行きたいとしている。

  • O-RX

    OTSAW O-RXの概要