テレワーク、勤務先で導入されていても利用は週「0日」の人が7割

パーソルプロセス＆テクノロジーのコーポレートベンチャーであるワークスイッチコンサルティングは7月25日、1都3県で勤務するビジネスパーソン400名を対象に実施した「通勤」と「テレワーク」に関する実態調査の結果を発表した。

通勤に満足しているかを聞いたところ、「満足していない(まったく満足していない、あまり満足していないの合計)」という回答が39.8%だったのに対し、満足(非常に満足、やや満足の合計)が37.3%と、同程度であることがわかった。通勤時間が60分以上の層では不満足計が65.8%と、とても高い結果となった。

通勤時間を短縮するための有効だと思う方法は、職場近くへの引越しが1位、時差出勤が2位、テレワークが3位という結果となり、「職場へ通うもの」という意識が高かった。

「テレワーク導入済み(制度として導入運用されている+部分的容認・導入されている)」の合計が36.2%に対し、「導入も検討もされていない」が54.0%と過半数を上回る結果となった。

また、テレワーク導入企業における従業員のテレワーク実施日は週に｢0日｣が72.4%、週に「1日」が16.6%と低く、週「2日」～「7日」利用しているが10.3%と、テレワークは習慣的には活用されていないという結果がわかった。