リコー、リコージャパン、JR西日本コミュニケーションズの3社は6月12日、JR西日本京阪神エリアの電車内の中づり広告と、リコーのAR(拡張現実)サービス「RICOH Clickable Paper」のスマートフォンアプリを連動させた情報提供サービスの実証実験を、6月17日より開始することを発表した。

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「RICOH Clickable Paper」は、ポスターや書籍等の紙媒体にスマホをかざすことで関連する複数のデジタルコンテンツやサービスに誘導できる、画像認識技術を用いたARサービス。

今回の実証実験では、電車内の紙面広告とデジタル広告をシームレスにつなぎ、付加価値を向上させることが目的だという。たとえば、紙の中づり広告から情報量が豊富な商品サイトや動画に誘導することで商品への理解が深まり、購入意欲を促進できる。また、クイズやスタンプラリーなどのデジタルコンテンツやサービスと連携することで、電車に乗ること自体を楽しめるということだ。

この実証実験を通じて、電車内広告および交通広告の多様性、今後の可能性を立証し、同サービスをご利用になる広告会社のみならず、広告主の収益拡大に貢献していくとしている。

なお、第一弾として、6月17日から6月30日にかけて、JR西日本京阪神エリアの電車内にデジタルコンテンツと連動した360°カメラ「RICOH THETA」の中づり広告を掲載する予定だということだ。