Dropbox Japanは5月22日、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、GoogleスライドをDropboxから直接扱えるようにする新機能を発表した。「Dropbox Business」の利用ユーザーは同日から管理コンソールの先行アクセスプログラムより、新機能を有効化できるようになるという。

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新機能では、GoogleアカウントとDropboxアカウントの両方にログインすると、Dropbox フォルダ内で通常のファイルと同じ場所にGoogleドキュメント/スプレッドシート/スライドの作成や保存を可能としている。

また、Dropboxアカウント内を検索すると、Googleドキュメント/スプレッドシート/スライドの各ファイルが結果の一覧に表示され、全文検索機能によりファイル名だけでなく、ファイルの内容も検索を可能とし、全文検索の機能はDropboxのウェブサイト、モバイルアプリ、WindowsのシステムトレイやMacのメニューバーにあるDropboxアイコンから利用できる。

dropbox.comやWindowsまたはMacのDropboxアプリから直接Googleドキュメント/スプレッドシート/スライドのファイルを作成し、Dropboxに保存することが可能。ファイルを開くと、dropbox.com内に使い慣れたGoogleのエディタが表示されるほか、Dropboxにある.docx、.xlsx、.pptxのファイルをそれぞれGoogleドキュメント/スプレッドシート/スライドとして開くことができ、編集を加えた後には元のフォーマットでDropboxに保存することも可能としている。

さらに、共有フォルダに追加しなくても、Googleドキュメント/スプレッドシート/スライドのファイルを個別に共有し、Dropboxのアプリから直接ユーザーを招待できることに加え、共有リンクを作成することでメールやチャットにリンクを貼り付けて招待することもできる。

Dropboxから直接共有した場合でも、共有リンクを作成した場合でも共有相手には「編集可能」または「閲覧可能」のいずれかの権限を設定できるほか、所属チームのメンバーに限定してアクセス権を設定することで社外秘ファイルを扱うことや、Dropbox Businessチーム以外の人にも権限を付与することを可能とし、Dropboxで管理されているためチーム管理者が新たに管理する必要がないという。

加えて、Googleドキュメント/スプレッドシート/スライドのファイルに入力したコメントはDropboxの通知として表示されるため、複数のサイトやページをチェックしなくても最新の状況を把握することを可能としている。

Dropbox Businessの利用ユーザーは、管理コンソールの先行アクセスプログラムから新機能を有効化できるようになり、機能を有効にするとWindowsのシステムトレイ、Macのメニューバー、dropbox.comから直接、Googleドキュメント/スプレッドシート/スライドを新規作成できる。

また、ウェブサイト上ではWindows、Mac、iOS、Androidの各アプリを使っても、Googleドキュメント/スプレッドシート/スライドの各ファイルを閲覧、移動、コピー、削除することができ、モバイルアプリ上では保存されている各Googleファイルをプレビューすることも、オフラインでアクセスすることも可能となっている。