Microsoftは11月5日(米国時間)、「What’s New for WSL in the Windows 10 October 2018 Update – Windows Command Line Tools For Developers」において、Microsoftストアに「openSUSE Leap 15」および「SUSE Linux Enterprise Server 15」が追加されたと伝えた。

Windows 10にWSL (Windows Subsystem for Linux)が追加されてから、MicrosoftストアにはLinuxディストリビューションが追加されるようになっている。今回追加されたディストリビューションはSUSE系の最新バージョンとなる。

  • openSUSE Leap 15 on Microsoft Store

    openSUSE Leap 15 on Microsoft Store

  • SUSE Linux Enterprise Server 15

    SUSE Linux Enterprise Server 15

今のところ、Windows 10ではUbuntuが代表的なLinuxディストリビューションとなっているが、WSL の機能は動作対象のディストリビューションを限定しないという特徴がある。基本的にはさまざまなLinuxディストリビューションを利用でき、すでにMicrosoftストアには複数のLinuxディストリビューションが登録されている。

MicrosoftはWSL関連の機能改善に取り組み続けている。WSLはPCをエミュレートするタイプの技術よりも軽量で高速に動作するが、ファイルシステムに関連する機能は大きく劣るとして知られている。同社はまだ実装されていない機能の追加やパフォーマンスの向上に継続して取り組んでおり、今後も利便性の向上が続くと見られる。