2015年から3年連続で開催され、今年の開催がなかなか決定せずファンをやきもきさせていた「レッドブル・エアレース千葉大会」の開催が3月6日、ようやく発表された。あの興奮がまた、幕張の海へ帰ってくる。

  • レッドブル・エアレース千葉2018のキービジュアル

    レッドブル・エアレース千葉2018のキービジュアル (C)RedBullContentPool

大空を駆けるモータースポーツ、レッドブル・エアレースが開催されるのは千葉県千葉市の幕張海浜公園。日本人唯一のエアレース選手である室屋義秀選手は2016年にこの千葉大会で初優勝。2017年には直前のサンディエゴ大会に続いて通算3回目、千葉大会2年連続の優勝を果たし、さらに2017年の年間チャンピオンにも輝いた。しかし2018年の大会スケジュールは全8大会中3大会が開催地未定で、千葉の名前も挙がっていなかったため、多くのエアレースファンが心配していた。

また発表された日程では5月26日~27日の第3戦は「ヨーロッパ」、8月4日~5日の第5戦と11月の第8戦が「アジア」とだけ公表されていたが、意外にも千葉大会は「ヨーロッパ」の予定だった第3戦に決まった。昨年も第3戦で6月3日~4日だったので、ほぼ同じ時期と言えるだろう。

詳しいイベント内容はまだ公表されていないがチケット価格は昨年と同様で、砂浜で観覧する一般エリアは決勝1日券が12,000円、予選からの2日券が18,000円。最も高額で食事なども提供されるプレミアムスカイラウンジは、2日間でなんと30万円。4名でのんびり観覧できるファミリーエリアは2日間4名で18,000円など、さまざまな料金が用意されている。チケット先行販売は3月10日、一般販売は4月7日を予定している。

初戦のアブダビ戦で2位と順調なスタートを切った室屋選手をはじめ、レッドブル・エアレースについては引き続きレポートしていく予定なのでご期待頂きたい。

  • 会場を埋め尽くす数万人の観客の前で、最高時速370kmのレースが展開される

    会場を埋め尽くす数万人の観客の前で、最高時速370kmのレースが展開される (C)RedBullContentPool

  • 2017年は千葉大会をはじめ4大会で優勝し、年間チャンピオンになった室屋義秀選手

    2017年は千葉大会をはじめ4大会で優勝し、年間チャンピオンになった室屋義秀選手(中央)。仮設飛行場とパブリックビューイング会場として使われた浦安市総合公園では、市民の大歓声を浴びた (C)RedBullContentPool

なお、レッドブル・エアレース2017 ワールドチャンピオンの室屋義秀選手は、今回の開催決定を受け、「昨シーズン多くの応援・ご支援をいただいたおかげで2017 シーズンワールドチャンピオンを獲得する事ができました。チームは昨年の最終戦直後から2018年シーズンの準備を進め、さらに千葉大会にむけて機体の大幅な改良を進めていく予定です。今年も母国でのレース開催が決定し、とても楽しみです。皆さまの応援を力にTeam FALKEN の力を最大限発揮し、全力でレースに臨みたいと思います」とコメントしている。