深く眠るほどに休むことができるが、起きるまでには時間がかかる

i.MX31の低消費電力モードには、表1のようにウェイトモードからハイパネートモードまでの5つのモードがある。表の上のモードの方が消費電力が大きい代わりに、復帰時間は短くてすむ。すなわち「深く眠らせるほど休まるが、起きるまでに時間がかかってしまう」というわけだ。

表1 i.MX31の低消費電力モード

たとえば、携帯電話でふたを閉じているときはステートリテンションモードにまで下げるが、ふたを開けているときはキー入力などへの素早い反応が必要となることからウェイトモードまで引き上げるといった使い分けが考えられる。また、ローパワーモードからの復帰時間を短縮する機能として「Short wake-up time from low power modes」も用意されている。

なお、クロックゲーティングなどについては、パワーマネジメントIC(PMIC)である「MC13783」と組み合わせることで、効率よく実現することができる(図3)。

図3 i.MX31とPIMC(MC13783)の接続例