まずはダウンロードとインストール

LiquiBaseを入手するには、こちらのページから「Download LiquiBase Core」というリンクをクリックし、ダウンロードを行う。執筆時点での最新バージョンは1.3.2だ。

LiquiBaseは、JDK 1.5以上で動作させることが望ましい。1.4以前のバージョン向けにもバイナリが提供されているが、あまりテストされていないとのことである。筆者はバージョン1.5.0_12のJDKを使用した。

ダウンロードが完了したら、入手したアーカイブ(liquibase-1.3.2.zip、もしくはliquibase-1.3.2.tar.gz)を任意のディレクトリに展開する。すると展開後のルートディレクトリにliquibase(.bat)という名前の実行ファイルがあるはずなので、環境変数PATHにそのディレクトリを追加し(以下参照)、コマンドとして実行可能な状態にしてほしい。

WindowsでのPATHの設定:
set Path=<LiquiBase展開後のルートディレクトリ>;%Path%

UNIX(Bash環境)でのPATHの設定 :
export PATH=<LiquiBase展開後のルートディレクトリ>:$PATH

PATHを編集したら、以下のコマンドの結果が正しく出力されることを確認する。

> liquibase --help

Usage: java -jar liquibase.jar [options] [command]

Standard Commands:
…略…

エラーが発生して期待通りの出力が得られない場合は、環境変数PATHの値や、インストールされているJavaのバージョンを確認していただきたい。

LiquiBaseでテーブルを作成する

では、手始めにLiquiBaseを使用して簡単なテーブルを作成してみよう。次ページ以降では、以下の定義を持つpersonテーブルを作成していく。

ID列は主キーとし、first_name列とlast_name列はNULL不許可とする。