ビズメイツは5月24日、ビジネスに特化したオンライン英会話「Bizmates(ビズメイツ)」を三菱地所投資顧問が導入した事例を公開した。

Bizmatesは、Skypeを利用してレッスンを行うオンライン英会話サービス。ビジネスシーンに特化したオリジナル教材に加え、法人向けにカスタマイズ教材の提供も行う。

三菱地所グループの不動産アセットマネジメント事業を担う三菱地所投資顧問では、ビジネスのグローバル化が進む昨今、社員が海外の投資家と英語でコミュニケーションする機会が増加していた。特に、海外の不動産投資に関係する法律や投資協定といった専門的な知識・ノウハウについて、英語でコミュニケーションできる力を身に付ける必要があった。

こうしたことから同社は、2016年1月、Bizmatesの法人向けサービスを採用。具体的には、ビズメイツのコアプログラムである「Bizmates Program」と、三菱地所投資顧問の事業内容に合わせて開発されたカスタマイズ教材によるレッスンプログラムの2点を導入した。

カスタマイズ教材には各20テーマずつで構成される中級編・上級編を用意。中級編では、「海外から来たインターン生に投資マネジメント事業における海外と日本の違いを説明する」というストーリー仕立てのテキストが提供される。一方、上級編は英語でのディスカッションやネゴシエーションに主眼を置き、受講者が自分の意見を述べるシチュエーションが多いレッスン内容となっている。

カスタマイズ教材のイメージ

三菱地所投資顧問では、社員がレッスンを受講するための条件などは設けておらず、希望者は全員受講することができる。ただし、受講期間を3カ月ごとに区切り、約90日間のうち60%以上受講した場合は受講費全額を会社が負担し、受講率40%以上の場合は半額補助、40%未満は自己負担となる。

同社は、Bizmatesの導入によって約1年で社員の英語力が全体的に底上げされたとしており、今後も中長期的な視点で社員の英語力を伸ばしていきたいとしている。