進化したMicrosoft Teamsのホワイトボード(Microsoft Whiteboard)の紹介の最後として、ホワイトボードの残りの機能を紹介してきます。
今回も作成ツールを使います。作成ツールの開き方は当連載の第126回の記事を参照してください。
ドキュメントの貼り付け
PowerPointやPDFなどの文書ファイルを貼り付けます。 貼り付けるファイルをあらかじめOneDriveかチームの「ファイル」フォルダーに保存して置いてください。特徴的なのは文書ファイルの任意のページを貼り付けられることです。
(1)作成ツールの「ドキュメント」をクリック。
(2)OneDriveフォルダーの文書を貼り付けるときクリック。
(3)チームの「ファイル」フォルダーの文書を貼り付けるときクリック。
(4)貼り付ける文書をクリックして選択。
(5)「選択」ボタンをクリック。
開催中の会議でアクセス権のない文書ファイルを選択することはできません。
(6)貼り付けるページをクリックして選択。
(7)すべてのページを選択するときクリック。
(8)ホワイトボードのキャンバスに貼り付ける。
(9)貼り付けた文書ファイルのページ。
文書ファイルの貼り付けたページはタイル上に並んで配置されますが、1つ1つのページをマウスでドラッグして移動できます。
リンクの貼り付け
WebページへのリンクをWebサイトのサムネイルとして貼り付けます。
(1)作成ツールの「リンク」をクリック。
(2)リンク先のURLを入力。
(3)「挿入」をクリック。
(4)リンク先Webサイトのトップページがサムネイルとして貼り付けられる。
貼り付けられたサムネイルのうち、青文字で表示されたタイトルをクリックするとWebページを開きます。それ以外の部分をクリックしたときはコンテンツの選択となります。
ビデオ(動画)を貼り付ける
ビデオの貼り付けも基本的にはリンクの貼り付けと同じです。自分で作成編集した動画を使用する場合は、あらかじめ動画をYouTubeなどのサイトにアップロードしてください。
(1)作成ツールの「ビデオ」をクリック。
(2)動画のURLを入力。
(3)動画のプレビューが表示されるので確認する。
(4)「挿入」をクリックしてキャンバスに貼り付ける。
(5)貼り付けられた動画。クリックして再生可能。
テンプレートを活用する
用途に応じて使いやすいメモやテキストなどの組み合わせをレイアウトしています。自分の用途に近いテンプレートを選択し、活用します。
(1)作成ツールの「テンプレート」をクリック。
(2)各種テンプレートがメニューで分類されているので、好みのメニューをクリック。
(3)好みのテンプレートをクリック。
(4)貼り付けられたテンプレート。
テンプレートはメモやテキストなどの多数のコンテンツで構成されています。貼り付けた直後はすべてがグループ化された選択状態です。
(5)貼り付けられたテンプレート。
テンプレートは、個々の構成コンテンツをクリックして選択し、編集したり位置を変更したり、不要なコンテンツを削除したりします。
ホワイトボードの終了
ホワイトボードを終了するときは、マウスをホワイトボードのキャンバス外に移動してください。キャンバス外に移動すると、数秒間、終了ボタンを表示します。
(1)ホワイトボードのホーム画面に戻って他のホワイトボードを選択。
(2)オンライン会議中にホワイトボードのみを終了する。
(3)オンライン会議そのものを終了する。
いずれの場合も、ホワイトボードの内容は自動保存します。
このように、Teamsのホワイトボードでは、単純に手書き、文字入力するだけでなく、さまざまなコンテンツを貼り付けて活用することによって、わかりやすくて使いやすい会議、プレゼンテーションを実現できます。ぜひ、積極的に使ってください。