Windows Latestは2026年10月28日(現地時間)、「Windows 11's "Restart now" button is a trap if updates are still installing, and Microsoft says a fix is coming」において、Windows 11に複数の更新プログラムを適用すると途中で「今すぐ再起動する」ボタンが表示される問題について報じた。

Windows Updateでは、セキュリティ更新プログラムのほか、Microsoft Defender、.NET、アプリ、デバイス固有の更新プログラムなどが個別にインストールされる。MicrosoftはWindowsのセキュリティ更新プログラムを毎月第2火曜日(日本では水曜日)にまとめて提供しているが、Windows Updateの画面には複数の更新プログラムが同時に表示されることがある。

問題は、一部の更新プログラムが再起動待ちになると、他の更新プログラムのインストールが完了していなくても、Windows Updateの画面に「今すぐ再起動する」ボタンが表示されることにある。

速やかにアップデートを完了したいユーザーにとってフラストレーションのたまる動作で、再起動を求められることに不満を示す投稿が寄せられている。「アップデート進行中に、ボタンをグレーアウトできない理由がわからない」などの投稿もあり、Microsoftに改善を求めている。

Microsoftが説明する「更新途中でも再起動できる理由」

本件についてWindowsエンジニアリングチームに所属するJen Gentleman氏がXに意見を投稿。「更新プログラムの一部は準備ができており、すぐに再起動してインストールしたい場合に利用できる」と説明した。

この説明に対し、利用者からは表示方法の改善を求める意見が寄せられた。その後、Windows AutopatchやIntuneなどを担当するAria Hanson氏が追加情報を投稿し、一部のユーザーは途中の再起動を望むと述べ、更新を早く適用したい利用者向けの意図的な仕様と説明した。

Hanson氏によると、Windows Updateの設定画面を開く利用者には上級者が多く、通知から画面を開く場合は、通常、更新処理がすべて終わった後とされる。Microsoft MVPのJames Robinson氏も、同様の見方を示した。

しかし、AskWoodyの発行者であるSusan Bradley氏は、主要なWindows更新がまだ処理中の場合でも、.NETの更新が再起動を促す場合があると指摘した。Nathan McNulty氏も、更新プログラムの適用途中で再起動する必要性に疑問を呈している。同氏は、更新が完了したと思って再起動しても、実際には処理が続いていることに不満を示した。

  • セキュリティ更新プログラムのインストール中に「今すぐ再起動する」ボタンを表示する例 引用:Nathan McNulty氏のXへの投稿

    更新プログラムのインストール途中でも再起動できる理由について、Microsoftの担当者と利用者が意見を交わしている 引用:Nathan McNulty氏のXへの投稿

Microsoftが再起動ボタンの表示見直しを検討

Hanson氏はMcNulty氏への返信で、再起動の表示方法を見直していると明らかにした。更新の一部が準備できた時点ですぐに再起動したい利用者と、すべての更新が終わるまで待ちたい利用者の双方に対応することが狙いだ。また、すべての更新がインストールされるまでは、再起動を促す通知を出さない方針も説明した。

ユーザーが寄せた改善案には、インストール途中の再起動ボタンをオレンジ色に変え、すべての更新が再起動待ちになった段階で青色にする方法がある。このほか、画面に「更新プログラムをインストール中」と明示し、「とにかく再起動する」ボタンをメニュー内に表示する案も示された。

Microsoftは2026年、更新の一時停止期間を自由に設定する機能や、保留中の更新をインストールせずにシャットダウンまたは再起動する選択肢など、Windows Updateの操作性を改善してきた。しかし、利用者が適切に操作するには、更新状況を画面で正確に伝える必要がある。

表示方法が変更されるまでは、再起動ボタンを押す前に更新プログラムの一覧を確認し、インストール中の項目が残っていないか確かめることで、意図しない途中再起動を避けられる。