IRCサーバに繋ぐと会話がビットマップの漫画風に自動配置される「Microsoft Comic Chat」がOSS化されている。ソースコードはGitHubにMITライセンスで公開されている。
接続ユーザーの会話を自動的にコマ割り、吹き出しで表示するMicrosoft Comic ChatはWindows98にバンドルされたこともあるIRCクライアントで、Microsoft ResearchのDavid Joshua Kurlander氏によって開発。同氏のYoutubeのチャンネルには、動画で動作を紹介しているものも掲載されているが、"これは本当に時代を先取りしていた。あれ以降、これを超えるものは何も作られていない。"とのユーザーからのコメントも付されている。
30年近くも前のコミュニケーションツールといえるが、標準的なIRCサーバでも稼働可能なものだ。接続せずにオフラインでも試せる上、日本語に対応したバイナリも同氏の公式サイト(https://mermeliz.com/)からダウンロードが可能であるのでインストールしてみた。
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公式サイトのダウンロードからMicrosoft Comic Chat 2.5をダウンロードをクリック
右側のキャラクターをダブルクリックすると、オプションが表示されあらかじめ設定されている数十のキャラクターを選択でき、その下の円形配置された8つの表情で喜怒哀楽など顔の表情を選択できる。
OSS化を伝える公式ブログでは、"多くの人にとって、Comic Chatは、telnet、Usenet、IRCといった技術から、今日私たちが楽しんでいる視覚的なウェブへと移行したインターネット黎明期の懐かしい遺物"であると同時に"スクリーンショット、タイポグラフィに関する議論の中でしか耳にしたことのない、マイクロソフトの歴史における伝説的な存在という人もいます"と述べている。
ゲーム内でのアバターや絵文字、AIによる生成が普及している現在では、遺物と感じる人もいるというが、Microsoft Comic Chatを通ってこなかった筆者にとっては新鮮な体験だ。業務チャットやアイデア出しなどの記録に残したいものにはそのまま使えそうだし、生成AIを使って言葉をもらいコマを作成していくと、コンテンツとしても面白そうだ。GitHubのComic Chat公式からは既設IRCサーバルームへのリンクも貼ってある。まだ試せていないが、リアルタイムなチャットでどう動くのか。これも面白そうだ。












