日立ソリューションズ西日本は7月10日、金融機関と保証会社間で行われる保証委託業務における書類授受をクラウド上で一元化し、業務効率化とペーパーレス化を実現する「ファイル共有サービス」の提供を開始した。
既存の業務フローを大きく変更することなく、デジタル化で業務を効率化
金融機関と保証会社の間では、FAXや郵送、メール添付など複数の手段で書類を授受しており、業務の非効率化や管理負荷の増大、誤送信や紛失などの情報セキュリティリスクが課題となっている。
本サービスは、ファイル単位での共有を主目的とする一般的なファイル共有サービスと異なり、書類のやり取りを案件単位で管理する。ポータル上で案件のステータスや件数を確認できるため、進捗状況を可視化し、対応漏れや誤送信、誤配送などのヒューマンエラーを防止できるとしている。
また、書類のアップロードやダウンロード、お知らせの表示、承認依頼などの作業をクラウド上で行える。既存の業務フローを大きく変更することなく書類をデジタル化し、金融機関と保証会社間の書類連携業務を効率化するという。
Web APIを利用することで、融資審査システムから同サービスへのファイル共有や、保証審査システムへの共有書類の取り込みなどを自動化できる。行内・社内システムとデータを連携し、画面操作を伴う手作業や作業時間の削減につなげる。
ファイルのアップロード時には、サンドボックス環境でウイルスチェックを実施する。サービス基盤には、専用線で接続する閉域網環境と、インターネット回線を利用するオープンな環境を統合した「金融アプリ統合サービス基盤」を採用し、各企業のセキュリティ要件に対応する。
今後は、金融機関と取引先企業の間で書類授受が必要となる幅広い業務への適用を見込み、機能の拡充と適用領域の拡大を進めるとしている。
