Anthropicの最新の大規模言語モデル「Fable 5」について、米政権のアクセス制限が近く解除される見通しだという。早ければ今週中にも実現する可能性があるとのことだ。

残るは米国防総省とNSAの承認

Fable 5はAnthropicが6月9日にリリースした最新のモデル。決済大手StripeがFable 5を用いて5000万行規模のコードベースを1日で刷新したとされるなど、高度なコーディング能力が評価されている。しかし同モデルは6月12日、米政府によるセキュリティ懸念を理由に、米国外からのアクセスが停止されていた。

今後見込まれる制限解除に先立ち、米商務省は6月27日、Anthropicのモデルである「Mythos 5」について、限定的なユーザー向けにアクセスを復元することを許可した。Howard Lutnick商務長官はAnthropicに宛てた書簡の中で、同社が政府と協力してリスク対応に取り組んできたと評価したという。

Anthropic側は「政府側と前向きに協力している」とのこと。これは、米政府が3月、Anthropicを国家安全保障上のサプライチェーンリスクに指定した時からは大きな変化となる。Fable 5の完全復帰には米国防総省と米国家安全保障局(NSA)の承認が残っており、予断を許さない状況が続いているという。米メディアのAxiosが6月29日付けで報じている。