- 1:ExpertBook Ultraは約990gの軽量Copilot+ PC。法人向け旗艦モデルとして投入
- 2:3Kタンデム有機ELや最大26時間駆動など、携帯性と生産性を高める機能を搭載
- 3:ASUSは「AI・品質・信頼」を軸に、日本の法人市場での事業拡大を目指す
ASUS JAPANは6月17日、法人向けイベント「ASUS Summit 2026」にて法人向けPCの新ラインナップを発表。中核モデルとして、AI時代のビジネスワークを見据えたフラッグシップ新製品「ASUS ExpertBook Ultra」を投入する。
会場ではASUSTeK Computer会長のJonney Shih(ジョニー・シー)氏が登壇し、日本市場で法人向けPCを強化していくことを表明。「日本はASUSにとって極めて重要な戦略市場の1つ」であり、日本のプロフェッショナルや企業から最も選ばれるブランドを目指すという強いメッセージを掲げた。
約990gの超軽量ボディと高性能を両立した旗艦ノートPC
新製品「ExpertBook Ultra」は最軽量モデルで約990gの軽量ボディと高性能を両立した14型のプレミアムビジネスノートPC。
マグネシウムとアルミニウムを採用したオールメタルボディにより、最薄部10.9mmと薄型ながら、MIL規格に準拠するほか独自の耐久テストをクリアするなど高い耐久性を実現する。
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ステージ上や会場内の体験エリアでは各種の堅牢テストが行われた。写真は100kg(10kg×10枚)のプレートを本体に載せたところ
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1Lの水を遠慮なくかけるテストも実施
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液晶の歪み耐性も高く、液晶の端だけで本体を持てる
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各端子は金属プレートで補強され、例えばLANポートでは8kgの重りで引っ張っても端子が壊れない
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過酷な試験をクリアし問題なく稼働するExpertBook Ultra
プロセッサは最大でIntel Core Ultra X7 358Hを搭載可能。最大50TOPSのNPUも備え、Copilot+ PCに対応する。放熱面では独自の「ExpertCool Pro」冷却機構を搭載し、最大50W TDPの性能を安定して引き出す設計となっている。また、70Whの大容量バッテリーを搭載し、最大26時間(JEITA 3.0)の駆動が可能。急速充電も可能で、約15分で30%の充電に対応する。
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ExpertBook Ultraの内部構造。2基のファンによる空冷でCPUとGen 5 SSDを冷却する。ファンには0.15mmの薄型ファンブレードを97枚搭載し、背面3カ所の排気口から効率的に熱を逃がす
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端子は金属プレートで補強
ディスプレイは3K解像度のタッチ対応有機ELを採用し、有機ELパネルを2層重ねたタンデム構造で最大1,400ニトの高輝度モデルや、柔軟かつ軽い素材を用いたフレキシブルOLEDモデルを用意。いずれも映り込みが大幅に低減されたマットディスプレイとなる。
高発色の3Kタンデム有機ELディスプレイ搭載モデルは、通常の有機ELディスプレイと比べ約3倍という高い視認性と最大40%の省電力性を両立するが、その構造上やや重く本体は約1.1kgとなる(フレキシブルOLEDモデルは990g)。それでも14型クラスとしては軽量な部類だ。
キーボードはテンキーレスでバックライト搭載。大型タッチパッドは6基のフォースセンサーを内蔵したハプティック方式を採用。どの位置でも均一なクリック感が得られる全面クリック対応のシームレスタイプとなっている。
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キーボード面。大型のタッチパッドは6基のフォースセンサーを内蔵したハプティック方式で、なめらかな操作感が印象的だった。物理的な押し込み機構を省くことで故障発生率も低減するという
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指紋認証と兼用の電源ボタンは右上に配置。Delキー/BackSpaceキーとの押間違いを防ぐため、若干離れた位置に配置され、押すのにも一定の力が必要
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左側面の端子類
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右側面の端子類
AI機能では、オンデバイス処理のAIチャットアシスタントやファイル検索、またクラウド処理の多機能ツールやビジネス文書生成機能など、ハイブリッドAIを前提としたソフトウェアを内蔵。
セキュリティ面では標準で生体認証(指紋、顔)を備えるほか、BIOS自動復旧機能やTPM 2.0、5年間のセキュリティアップデートなどを提供し、NIST SP 800-193にも準拠した。AI処理性能やセキュリティ、堅牢性を重視した設計により、AI活用やDX推進を進める企業向けの提案を強化する。価格は最小構成で299,800円から。
AI・品質・信頼を武器に日本の法人市場へ本格攻勢
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ASUSTeK Computer会長のJonney Shih氏は、ASUSが日本におけるCopilot+ PCやゲーミングPC/ディスプレイ、教育市場、官公庁市場などで高い実績があると紹介。特にコンシューマー市場で築いた強みを基盤に、法人市場(Commercial)を次の成長の柱と位置付けた
ASUSはこれまでコンシューマーPCを中心に存在感を高めてきたが、会長のJonney Shih氏は日本の法人市場へ本格的に注力すると表明した。
現在ASUSは“All in on AI”というビジョンを掲げ「AI時代」に向けた企業転換に取り組んでいるという。
Jonney Shih氏は、ASUSがPC、サーバー、IoT全体にわたる高度なAI技術の開発を通じて生産性向上とビジネス成長を推進しているとし、ビジネスPCの未来は「AI・品質・信頼」の3つの柱で構築されると強調。これまで培ったコンシューマー分野の強みを基盤に、法人市場においても新たな成長機会を創出し、「日本のプロフェッショナルと企業に選ばれる最高のブランドになる」ことを目指すとした。



