
ライブ、演劇、イベント、食…複合的なエンタメを楽しむ場に
「夢中から、はじまる。」をブランドビジョンに─。3月27日、テレビ朝日は東京・有明(江東区)に、複合型エンタテインメント施設「TOKYO DREAM PARK(東京ドリームパーク)」を開業した。同施設は、音楽ライブなどを行う多目的ホールや、シアター、イベントスペースといった、これまでのテレビ朝日のノウハウを活かし開発された場に加え、食事を楽しむことのできるレストランやカフェなども併設する。
テレビ朝日の強みである放送番組のIPを活用する新たな場となる同施設。背景には、広告収入の減少を長期的に補完していく新事業の創出がある。
26日に実施された記者向けの発表会で取材に応じた東京ドリームパーク開発担当の板橋順二・テレビ朝日取締役は、「(広告収入の)緩やかなダウントレンドをカバーしていくには十分な施設だと考えている」と語った。番組放送から有明でのリアルイベント、ローカルエリアでのイベント展開もしていく考え。
同社の強みは、40年続く人気番組『ミュージックステーション』などのライブノウハウと、番組を通じたアーティストらとの強いパートナーシップ。今後、人気ミュージシャンによるライブ公演が多数控えている。ライブホールは、向こう1年間は予約で埋まっているという。
テレビ業界では各社が広告外収入を模索する中、テレビ朝日は視聴者とリアルな接点を増やし、より多角的な事業ポートフォリオの構築を進めている。板橋氏は、「(視聴者が)より立体的にIPを好きになる、大きな動機付けができる施設になったのでは」と期待を込めた。
エンタメ施設は人々の熱気によって、まちに活気をもたらす。東京のベイエリアの活性化にもつながり、新たな人の流れを生むことになると考えられる。