Windows Latestは4月13日(現地時間)、「Microsoft Edge's new design is starting to look more like Copilot, with softer corners and iOS-like toggles」において、MicrosoftがWebブラウザ「Edge」のUIデザインを、AIアシスタント「Copilot」に近づけていると報じた。
Microsoftは明確に宣言していないが、最近の更新で従来よりも丸みを帯びた柔らかなデザインを積極的に採用していることが、Copilot化を進める方針を象徴しているという。
Copilot風デザインは具体的に何が変わったのか
Microsoft Edgeは現在、丸みを帯びたUIやトグルなど、対話型AIに適した柔らかいデザインへ変化している。
Microsoftは、WindowsでCopilotアプリをリリースした際に、従来のFluentデザインを採用しなかった。代わりに、同社が2024年に買収したInflection AIのAIアシスタント「Pi」の影響を強く受けたと思われるデザインシステムを採用した。最近のEdgeの更新では、このCopilotのUIデザインを部分的に取り入れている様子が見て取れる。
具体的には、アドレスバーや各ボタン、設定画面の領域表示などが、全体的に角が取れて丸みを帯びたデザインに変更されている。これはCopilotアプリの特徴とも言える部分で、少なくとも従来のFluentデザインではこのような見た目は積極的に推奨はしていなかった。
設定アプリにはトラッキング防止機能を有効にするトグルスイッチがあるが、このスイッチのデザインも新しくなっている。新しいトグルスイッチはAppleのiOSを彷彿とさせる曲線的な形になり、Windows標準の四角いスタイルから大きく変化している。Windows Latestによれば、これはWeb版Copilotで採用しているデザインによく似ているという。
なぜデザインの一致は偶然ではないのか
EdgeはAIチーム主導で開発されており、Copilotとの統一は戦略的な動きとみられる。
「これらのデザインの一致は単なる偶然とは言えない」とWindows Latestは指摘している。現在、Edgeの開発はMicrosoftのAIチームが統括している。最近のCopilotのデザイン刷新もこのチームの主導によるものだ。
AIチームが全体的な方針としてCopilot風デザインの採用を推進しているとすれば、EdgeのUIがCopilotに似てきているというのも納得できる。
Edgeは“AIブラウザ”へ変わるのか
今後、Edgeは検索中心のブラウザから、AIと連携する作業環境へ進化する可能性がある。
もちろん、同じチームが主導しているという以上の、戦略的な意味もそこにはあるだろう。Microsoftでは、EdgeをAI統合ブラウザへと進化させたいという思惑を持っている。その前提を考慮すれば、Copilot風デザインの採用は、Edgeの本質を根本的に変えることを意図したものだと考えても不自然ではない。
Microsoftは、EdgeだけでなくWindows本体や他のアプリに対してもAIの統合を急ピッチで進めているため、将来的にはより広範囲のアプリにCopilot風デザインが採用される可能性もある。
新UIはいつ使えるのか
本稿執筆時点で、Copilot風デザインは試験段階で、Canary版などで先行公開されている。
EdgeのUI変更は試験的な導入段階にあり、開発者向けのテスト版である「Edge Canary」などで順次公開されている。新しいUIデザインに興味がある方はこれらのテスト版を試してみるといいだろう。

