Microsoftは3月18日(米国時間)、「Visual Studio Code 1.112」において、Visual Studio Codeバージョン1.112のリリースを発表した。

このバージョンではWebアプリのデバッグ機能強化や、エージェントの自律性向上など、複数の改善が加えられている。

  • Visual Studio Code 1.112

    Visual Studio Code 1.112

Visual Studio Codeバージョン1.112の注目される新機能や改善は次のとおり。

統合ブラウザを導入、VS Code内でWebアプリをデバッグ可能に

VS Codeに統合ブラウザ「editor-browser」が導入された。VS Code内でWebアプリを開き、デバッグセッションを開始できる。開発者はVS Codeから離れることなくWebアプリの操作、ブレークポイントの設定、コードのステップ実行、変数の検査が可能だ。

さらに、既存のEdgeおよびChromeのデバッグ設定オプションの多くをサポートする。構成ファイル「launch.json」を開き、「msedge」を「editor-browser」に変更するだけで移行を完了できる。

Copilot CLIの権限レベル追加でエージェントの自律性が向上

エージェントの自律性向上を目的に、Copilot CLIセッションに次の3種類の権限レベルが導入された。開発者はローカルエージェントセッションの権限を設定することで、エージェントの自由度を調整し、承認リクエストを低減することができる。

  • Default Approvals - 設定済みの承認設定を使用する。承認が必要なツールは実行前に確認ダイアログが表示される
  • Bypass Approvals - すべてのツール呼び出しを自動承認し、エラーが発生した場合は自動的に再試行する
  • Autopilot(Preview) - すべてのツール呼び出しを自動承認し、質問に自動応答し、タスクが完了するまで自律動作を継続する

MCPサーバのサンドボックス化や画像サポートも追加

その他の注目される改善点は次のとおり。

  • MCPサーバのサンドボックス化 - ローカルMCPサーバーをサンドボックス内で実行可能になった。サンドボックス環境では、ファイルシステムおよびネットワークへのアクセスを制限できる
  • エージェントの画像サポート - エージェントが画像ファイル、バイナリーファイルを読み取れるようになった。スクリーンショットの分析、バイナリーファイル(16進数ダンプ形式)の読み取りなど、幅広いタスクにエージェントを活用できる
  • 処理中のリクエスト送信 - Copilot CLIセッションにおいて、メッセージの誘導とキューイングをサポート。エージェントが誤った方向にタスクを進めている場合に、処理の方向を訂正する「Steer with Message」が利用できる。また、メッセージをキューに蓄積して逐次実行する「Add to Queue」も追加された

MicrosoftはVisual Studio Codeバージョン1.112の段階的な展開を開始。速やかにアップデートしたいユーザーは、メニューの「ヘルプ」→「更新の確認…」をクリックすることで入手可能だ。新機能をいち早く試したいユーザーは、「Visual Studio Code Insiders」をダウンロードすることもできる。