
「テクノロジーの力で変えられる余地の大きい領域として、まず不動産を選んだ。中でもブルーオーシャンで、テクノロジーと相性がいい管理・賃貸・投資を手掛けている」
特に最近はAIを活用した不動産投資サービス「RENOSY(リノシー)」が知名度を高めている。政府の「資産運用立国」の政策で、株式や投資信託に投資した人々が不動産への投資にも目を向けたことも大きい。
「『不動産投資ならリノシー』という形で第一想起していただけるためのブランドづくりが徐々にできてきている。これまでに業界に存在しなかったプラットフォームをつくったことで、不動産投資に興味があるという顕在層をウェブマーケティングで獲得できている」
拡大に向けては、マーケティングの幅を広げていくと同時に、海外不動産や戸建てなど取り扱い商品を拡充していく。
さらに、管理会社向けにSaaSを提供する子会社・イタンジは、なかなか進んでこなかった不動産業界のDXをいち早く進めてきた会社。2022年に宅地建物取引業法が改正され、それまで書面・対面だったものがオンライン上で契約手続きを完結できるようになったことも追い風となった。
イタンジの賃貸住居の申し込み受付システムの仲介会社の利用率は94.5%に上る。年間106万件の利用があるが、これは全国の入居申し込み件数の40%を占めている。
24年にマーキュリーリアルテックイノベーター、25年にハウスマートを子会社化。これによって「イタンジは不動産賃貸管理、賃貸仲介に加えて、不動産売買まで、全不動産のカテゴリにサービスを提供できるようになった」
AI(人工知能)の活用にも積極的。生成AIブームの前からデータを蓄積、これが今後の差別化につながると見ている。
パーパスは「テクノロジー×イノベーションで驚きと感動を生み、世界を前進させる。」、ビジョンは「世界のトップ企業をつくる。」を掲げる。海外展開も進め、さらなる成長を目指す。
profile
1982年11月東京都生まれ。世界的なサッカー選手を目指し、帝京高校卒業後、ジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド市原・千葉)に育成選手として所属。ケガを機に24歳でビジネスマンに転身、不動産会社に入社。2013年GA technologiesを設立し、社長CEOに就任