dentsu Japan、電通総研、東北大学は10月30日、「dentsu Japan×東北大学 ダイバーシティワークモデル共創研究所」を11月1日に東北大学川内キャンパス内に設立すると発表した。ニューロダイバージェント人材が個々の能力を最大限に発揮できる社会の実現を目指し、個人の特性に応じた柔軟な働き方を可能にする職場モデル「Neuro-Workdesign」の社会実装に向けて「Neuro-Workdesign Project」を開始する。
研究所の概要
この研究所では、産学連携による実証・開発を通じて、ADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症)などの発達特性のある人材を含むニューロダイバージェント人材の能力を引き出し、企業での活躍を実現するための新たな職場モデルの開発に取り組むという。
プロジェクトではまず、AIやテクノロジーなどの高度IT領域で、人材活躍のための実証とワークモデルの策定を進め、その後より広い領域への拡大を目指すとしている。
活動内容としては、「ニューロダイバージェントの特性に合わせた多様な働き方を可能とするプラットフォームの企画・開発」や「働きづらさを永続的に解消するための組織開発モデルの策定」、開発したモデルのdentsu Japan内での展開、仙台市を起点とした産業成長基盤の構築などを挙げている。
研究所の運営総括責任者は電通総研の尾下充利特任教授、運営支援責任者は東北大大学院教育学研究科の小嶋秀樹教授が務める。設置場所は東北大学文科系総合研究棟で、設置期間は11月1日から2028年10月31日まで。

