弥生は10月8日、会計事務所向けパートナープログラム「弥生PAP」について、社会保険労務士(社労士)向けの新たな入会区分「弥生PAP社労士」を新設したことを発表した。これに合わせて、通常3万3000円の年会費が初年度無料となるキャンペーンも開始する。

  • 「弥生PAP社労士」を新設した

    「弥生PAP社労士」を新設した

入会区分新設の背景

弥生は「中小企業を元気にすることで、日本の好循環をつくる。」をミッションに掲げており、「弥生シリーズ」をはじめとした業務ソフトウェアの提供に加え、会計事務所向けパートナーシッププログラム「弥生PAP」を通じて中小企業の経営を支援してきた。

「弥生PAP」は中小企業や個人事業主、起業家の発展を支援することを目的にした会計事務所パートナープログラムであり、全国1万3000会員以上が所属する会計事務所組織まで拡大したとのことだ。

同社は今回、中小企業へのさらなる事業支援の拡大を目的に、「弥生PAP」の活動に人事労務領域のプロフェッショナルである社労士事務所を対象にした「弥生PAP社労士制度」を開設した。

すでに「弥生PAP」に加入している会計事務所は「弥生PAP」における入会区分が「弥生PAP税理士」に改称される予定だが、製品およびサービス・サポートは従来通りに提供を受けられる。

弥生PAP社労士の詳細

「弥生PAP」に加入した社労士事務所には、弥生が提供する給与業務製品「弥生給与」および「弥生給与 Next」のライセンスおよび「弥生PAP」限定のパートナープランを提供する。

パートナープランでは、自事務所の給与業務のほか、顧問先の給与計算などの代行業務、研修や顧問先向けのデモ・セミナーの3つの用途で製品を利用可能。事務所内の利用ユーザー(職員)は無制限かつ無償で利用可能とのことだ。

製品のほかにも10ギガバイトのデータバックアップサービス「弥生ドライブ」などを提供し、顧問先とのやり取りの効率化を支援するという。さらに、将来的には業界情報や弥生製品についての情報を掲載する会報誌「YAYOI LINK Journal」や、社労士事務所を探している事業者を弥生PAPに紹介するサービスなどの提供も予定している。