Windows Latestは8月19日(現地時間)、「Windows 11 can now screen record specific app windows using Win + Shift + R (Snipping Tool)」において、Windows 11のSnipping Toolの新機能について紹介した。
Microsoftが現在開発中の最新バージョンでは、ビデオキャプチャーの際にビデオキャプチャーの際に特定のウィンドウの範囲を自動的に選択できるようになるという。
現在は矩形による範囲選択しかサポートしていない
Snipping Toolの画面キャプチャー機能では、キャプチャーの対象として、デスクトップ全体、特定のウィンドウ、矩形による範囲指定、フリーフォームによる範囲指定の4つのオプションを選択できる。しかしビデオキャプチャー機能では、矩形による範囲選択しかサポートしていない。
したがって、特定のウィンドウの挙動を記録したい場合は、そのウィンドウの形に沿って丁寧に範囲指定する必要がある。もし範囲選択をミスした場合は、最初からキャプチャーをやり直すか、後で不要なシーンをトリミングしなければならない。
近い将来、この長年の煩わしさがついに解決される見込みだ。Windows Latestによると、現在開発中のSnipping Toolの最新版には、画面キャプチャーと同様に、ビデオキャプチャーでも特定のウィンドウを選択するオプションが追加されているという。
アクティブなウィンドウの範囲を自動で選択
ウィンドウの選択は、Snipping Toolのメニューから新規ビデオキャプチャーを開始した際や、Win+Shift+Rのショートカットキーでキャプチャーを開始した際に、アクティブウィンドウ上で使用できる。
ウィンドウ選択モードにした場合、システムは現在開いているウィンドウを自動的にハイライトするが、ウィンドウ切り替えはできないので、あらかじめ対象のウィンドウをアクティブにしておく必要があるという。
ただし、この機能はまだすべてのユーザーに展開されているわけではない。Windows LatestではWindows Insider ProgramのCanaryチャネルのビルドにおいて、Snipping Toolをバージョン2022.2507.14.0にアップデートすることでこの新機能を発見したという。
残念ながら、筆者の手元の環境では同じバージョンにしてもウィンドウ選択オプションは表示されなかった。すべてのユーザーが使えるようになるまではもうしばらく待つ必要があるようだ。
