米OpenAIとソフトバンクグループ(SBG)は2月3日、500社以上の日本企業との会合を開き、生成AI事業を展開する合弁会社「SB OpenAI Japan」を設立すると発表した。OpenAIとSBGの通信子会社ソフトバンクがそれぞれ50%出資して設立する。
最先端AI「クリスタル・インテリジェンス(Cristal intelligence)」を開発し、日本の主要企業向けに販売する。またSBGはOpenAIのソリューションを全グループ各社に展開し、利用料としてOpenAIに年間30億ドル(約4500億円)を支払うとしている。
SBGの孫正義会長兼社長は同日「日本を代表する大企業からAGI(汎用人工知能)が広がっていく。今日は歴史的な日だ」と述べた。
クリスタル・インテリジェンスは、財務関連の資料作成や文書の作成、顧客の問い合わせ管理などの日常におけるタスクを自動化することができるという。企業ごとの膨大なデータを読み込み、会議の意思決定の助言役や商談の進行役として使えるようにする。