楽天グループは11月7日、広告主企業向けに、楽天が蓄積する消費行動分析データと広告主が保有するコンバージョンデータをAIが分析・予測し、コンバージョンに至る可能性が高いユーザーを予測するAIソリューション「未来購買予測」の提供を開始した。

  • AIソリューション「未来購買予測」モデリングフロー

    AIソリューション「未来購買予測」モデリングフロー

「未来購買予測」は、楽天が運営する70以上のサービスから得られる属性データや購買データなどの消費行動分析データに加え、広告主が保有するコンバージョンデータを基に、コンバージョンユーザーと非コンバージョンユーザーの特徴差をAIが多角的に分析することで、人間では捉えきれないコンバージョンの予兆を把握し、生活者の需要をスコアリングして予測するソリューション。

楽天グループサービスのプレミアム枠に掲載する運用型広告「RMP - Unified Ads」を活用することで、「未来購買予測」で高いコンバージョンが予測されたターゲットに楽天グループのプレミアム枠で広告の配信が可能となる。

また、楽天のファーストパーティークッキーを活用する「RMP - Unified Ads」と組み合わせて、精度の高い広告配信を実現する。AIが「分析」「スコアリング」「配信ユーザーの最適化」のプロセスを効率的に学習を繰り返し、段階的に精度を高めながら購買の可能性が高いユーザー層を発見して、効率的に広告配信を行うことを可能にしている。

今後、楽天は「楽天エコシステム（経済圏）」外の外部メディアにも広告を配信を予定しているとし、さらに、AIを活用して不動産業界や自動車業界など特定分野向けの予測機能も導入する計画だ。