アクセンチュアとGoogle Cloudは9月17日、戦略的パートナーシップの一環として、生成AIおよびサイバーセキュリティにおける企業向けソリューションの提供体制を強化したと発表した。

生成AIの導入支援

両社は2023年12月に開設した生成AIセンター・オブ・エクセレンス (CoE) を活用することで、顧客企業の案件の45%が生成AIの実証実験から本格運用へ進展したという。

Google CloudのCEOであるトマス・キュリアン氏は、今回の協業強化に基づき、両社はテクノロジーに関する専門知識、エンジニアリングリソース、およびAI最適化ツールを活用し、顧客企業の生成AIの全社導入を加速させていくと述べている。

両社は生成AI案件の各段階をサポートするために、顧客サービスへの投資を進めている。これには、迅速なプロトタイプ製作、AI準備状況(レディネス)の評価、生成AIを用いたビジネスアプリケーションや顧客体験の刷新に向けた基盤構築機能が含まれる。

セキュリティの支援

両社は、過去1年間で数百もの顧客企業にソリューションを提供し、セキュリティ体制の強化とコスト削減に貢献したという。

アクセンチュアのマネージド型の攻撃検知・対応サービス(MxDRサービス)は、Google Security Operationsと統合され、Google Cloudのセキュリティに特化した生成AIプラットフォーム機能とアクセンチュアの生成AI運用ケイパビリティを備えている。

さらに、両社は、アクセンチュアのクライシスマネジメントやコンサルティングの専門チームとMandiantのフロントライン インテリジェンスを組み合わせ、顧客企業が高度なサイバー脅威を迅速に特定し対応できるよう、共同でサービスを提供する。