日立製作所(日立)と東武ストアは9月3日、生体認証を活用したデジタルアイデンティティの共通プラットフォームを、コンビニや家電量販店、ショッピングモール、東京スカイツリー、鉄道などさまざまな業種で本格展開し、全国の100カ所以上に順次導入すると発表した。

  • 指静脈による生体認証で決済するイメージ

    指静脈による生体認証で決済するイメージ

同プラットフォームにより、カードやスマートフォンを用いることなく、顔や指静脈といった手ぶらでの決済やポイント獲得などが可能になる。

9月3日より東京ソラマチ、9月26日より福岡天神の商業施設ソラリアステージ(西日本鉄道運営)の催事スペースで実施するポップアップストアをはじめとし、11月には埼玉県越谷・川越エリアの飲食店など約20店舗で利用できるようになる。

さらに2024年度中に東京スカイツリーのオフィシャルショップ、2025年度には上新電機の大阪2店舗および東武東上線の座席指定制列車「TJライナー」、そして2026年度にはファミリーマートにて導入を開始する予定だ。

2025年度からは、指静脈認証に加え顔認証を可能とし、将来的な鉄道改札への導入など、さまざまなユースケースを検討していく。また、国内の主要なポイントサービスにも対応する計画で、利用者は手ぶらでさまざまなポイントを獲得できるようになるとのことだ。