ソフトバンクの子会社で、位置補正情報の生成・配信事業を手がけるALESは1月23日、法人向けに、ソフトバンクが提供する独自基準点の観測データを後処理用に提供する「後処理データサービス」を本格開始すると発表した。
同サービスは、全国3300カ所以上のソフトバンクの高密度な独自基準点を活用するほか、複数のGNSS(Global Navigation Satellite System:受信点の位置を正確に把握する衛星測位システム)に対応しているのが特長。利用料金は従量課金制で、1分あたり40円(税別)だ。
顧客のGNSS受信機で取得した観測データと同社のデータを利用して、後処理を実施するPPK(Post Processing Kinematic)測位を行うことで、指定した時間の位置データを取得することが可能になる。
これにより、測量やデジタル地図の作成、ドローンの飛行データの解析などに利用できることに加えて、同データのみを利用して気象や地殻変動などに関する研究活動に活用することもできるとしている。