プライム・ストラテジーは11月15日、AlmaLinux OS 8に対応したCMS(Contents Management System)高速運用基盤「KUSANAGI 9」の無償版のリリースを発表。「Microsoft Azure」版で先行して提供を開始した。

  • 「KUSANAGI 9」AlmaLinux OS 8 無償版(同社資料より)

「KUSANAGI 9」ではAlmaLinuxに関して「OS 8」と「OS 9」の2つのバージョンに対応しており、有償版である「Business Edition」及び「Premium Edition」のみで提供してきたが、今回、「OS 8」の「Microsoft Azure」版で先行の無償版をリリース。Microsoft Azureの「Marketplace」で「KUSANAGI 9 for Microsoft Azure on AlmaLinux OS 8」を選択することで仮想マシンを作成し「KUSANAGI 9」を使用できる。今後、AWS(Amazon Web Services)、GCP(Google Cloud Platform)、Oracle Cloud版についても順次無償版をリリースする予定。

「KUSANAGI 9」は、Microsoft AzureやAWS、さくらのクラウドなどのクラウド環境でWordPress等のメジャーCMSを高速表示するための仮想マシンイメージで標準のLAMP(Linux-Apache-MySQL-PHP)環境比でページキャッシュ使用時に約2,330倍、ページキャッシュ非使用時に約20倍など高速化を実現している。