NECネッツエスアイは2月15日、配送や清掃、案内などを行う各種のサービスロボットを統合管理し、エレベーターや自動ドア、セキュリティゲートなど建物設備との連携を可能とする「マルチロボット管理プラットフォーム」を提供開始すると発表した。

  • 「Trellix EDR監視サービス」のイメージ

    「マルチロボット管理プラットフォーム」

サービスロボットの導入にあたっては、メーカーや機種ごとに導入作業が必要であり、エレベーターやセキュリティゲートなどの建物設備との連携ができないため、限られたエリアでしかロボットを活用できないといった課題がある。同プラットフォームでサービスロボットと建物設備を連携することで、別フロアやセキュリティエリアへの移動も可能となる。

複合施設、ホテル、病院、オフィスビルなどのさまざまな施設においては、ビル全館にまたがる配送や清掃、警備サービスの提供といった形で、より広範囲なロボット活用を行うこともできる。

  • 「マルチロボット管理プラットフォーム」の管理画面

    「マルチロボット管理プラットフォーム」の管理画面

同社は今後、提供する他のクラウドサービスとロボットの連携を加速させるほか、今回提供のサービスを含むロボティクス事業関連で、2024年度に売上高20億円を目指す。