プロバスケットボールリーグ所属の信州ブレイブウォリアーズは1月6日、信州大学教育・学生支援機構とNECが実施する、店舗や施設、イベントなどの来場者の属性の傾向を分析する「来場者分析サービス~視来リンク~」を活用した域活性化に向けたデータ分析のフィールド実証を自チームのホームゲームで行うことを発表した。

「来場者分析サービス~視来リンク~」は、今期の信州大学の全学横断特別教育プログラム「ストラテジー&リサーチ・リテラシーゼミ」においてNECとBCCが共同開発したもので、実証は2023年1月に実施される。

同実証は、信州大学のストラテジー&リサーチ・リテラシーゼミの受講生が、2022年11月に長野市真島総合スポーツアリーナ(ホワイトリング)で開催された信州ブレイブウォリアーズのホームゲームで取得した来場者の属性の傾向に基づいて来場者増加などに向けて立案した施策を実施し、その効果を検証するもの。

  • 信州ブレイブウォリアーズのホームである長野市真島総合スポーツアリーナ(ホワイトリング)

実施した施策の効果は、2023年1月7日にホワイトリングで開催されるホームゲーム来場者の属性データと2022年11月の実証実験で取得したデータとの比較を行い検証されるという。

実証実験は、「来場者の属性分析と、データに基づいて立案した来場者増加・グッズ売上増加に向けた施策の実施」「施策による来場者増加・グッズ売上増加効果の検証」「来場者増加・グッズ売上増加に向けた主な実施施策」「大学生・専門学校生世代を対象にしたSNS投稿」「会場内の案内をどこに、どのように掲示するか等のサイン計画のアップデート」「大学生・専門学校生向けチケット企画」の6点に関して行われる。

検証方法としては、入場口とグッズ売場で来場者の属性を取得し、施策実施前と実施後のデータを比較し、時間帯ごとの推定年齢・性別データから来場者の属性の傾向を分析し、効果を確認するという。

  • 来場者の属性データ測定イメージ(2022年11月計測時)