スノーフレイクは10月24日、Tangerineが、Snowflake マーケットプレイスに来店分析・顧客エンゲージメントプラットフォーム「Store360」が保有するデータを公開開始したと発表した。

「Store360」は、商圏内における滞在顧客の把握をはじめ、来店店内・回遊など館内の顧客行動を把握するための店前流量や来館者数の分析、各フロアーへの立ち寄り率、最終的に購買に至るレジ通過客数など、高品質な顧客体験を前提としたデータを取得できる。

Tangerineは、Store360のデータをSnowflake マーケットプレイスにデータを公開することで、顧客体験を前提としたデータ分析における懸念事項だったデータ連携、データ活用、コスト削減を実現したという。

自社アプリにTangerineのSDK(ソフトウェア開発キット)を導入することで、アプリユーザーのリアル店舗への来店計測を可能にし、マーケットプレイスを通じて、Snowflakeに保有する顧客の会員情報基盤、IDPOSデータなどの社内データとシームレスに統合・分析・施策することを実現する。

これによりTrangerineが目指すOne to One配信やカスタマージャーニー、マルチチャネル配信など顧客接点の拡大と顧客体験の向上させるためのデータ活用を推進し、小売業界での店舗DX(デジタルトランスフォーメーション)をStore360で実現するという。