Sansanは10月24日、2023年10月より開始されるインボイス制度を見据え、経理担当者向け学習コンテンツの提供を開始したことを発表した。コンテンツ名は「適格請求書(インボイス)クイズ」で、受領した請求書がインボイスの要件を満たしているかどうかを見分けるシミュレーションクイズを提供する。楽しみながら実務を学ぶことができる同コンテンツの提供を通じて、経理担当者の実務理解向上を支援する。

  • 適格請求書(インボイス)クイズ 設問イメージ

    適格請求書(インボイス)クイズ 設問イメージ

インボイス制度の開始により、特に経理業務に大きな影響が出るのが請求書の受領業務。仕入税額控除の適用を受けるには、受領した請求書がインボイスであることを確認する必要がある。同コンテンツでは、実際に請求書が届いた時に判断に迷わないよう、全10問のクイズで実務に役立つ知識を身につけられる内容になっているという。

同社が9月に行った調査の結果によると、経理担当者の65%がインボイス制度の開始に不安を感じており、具体的には「従来の請求書業務より工数が増えること」「インボイス制度と電子帳簿保存法を併せて検討しないといけない」など、実務面に不安を感じている人が多い。Sansanは今後、学習コンテンツやセミナーを活用した情報発信を行い、企業のインボイス制度の理解向上を支援していく考えだ。