三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMBCグループ)は9月8日、メタバースに関する調査・研究を行う実証実験場として、東京・渋谷にあるSMBCグループのオープンイノベーション拠点「hoops link tokyo」をモデルとしたバーチャル空間「virtual hoops link」を開設したと発表した。

「hoops link tokyo」は、SMBCグループの新規事業創出を加速させることを目的に開設した施設で、新規事業創出の知見・ノウハウを持ったスタートアップ、大企業など様々なプレイヤーをコミュニティメンバーとして迎え入れ、異業種交流やセミナーイベントなどの活動を行っている。

「virtual hoops link」は、SMBCグループの従業員とhoops link tokyoのコミュニティメンバーが参加できる空間で、リアルのhoops link tokyoと同様、イベントスペースや会議スペース、コミュニケーションスペースとして利用することが可能。リアルにはない展示室が設けられてあり、3Dの良さを生かした展示イベントなども開催可能。

「virtual hoops link」は、クラスターが運営するメタバースプラットフォーム「cluster」を利用して構築されている。

  • バーチャル空間「virtual hoops link」のイメージ

SMBCグループは、メタバースから派生する新たなビジネス機会の捕捉を展望し、まずはvirtual hoops linkを活用し、イベントや会議などで日常的にバーチャル空間を利用していくことで、メタバースの実用性について検証していく計画。