デンソーウェーブは5月25日、長方形型の新しいQRコード「rQRコード(アール・エム・キューアールコード:長方形マイクロQRコード)」を開発したと発表した。rMQRコードは、QRコードの特性である優れた読み取り速度とデータ容量を持ちながら、細長く狭いスペースへの印字を実現する。
昨今、製造業では品質管理や業務効率化を促進するため、超小型部品の個体管理のニーズが高まっているとともに、幅広い業界で伝票や帳票における情報管理の動きが進む中、余白のスペースが限られているため、QRコードを印字できないといった課題が生じている。
同社は幅広い業界が持つ「小さなスペースに多くの情報を格納したい」というニーズに応えるため、rMQRコードを開発したという。
rMQRコードのサイズは、最大17セル×139セル、最小7セル43セル。情報量は、数字361文字、英数字219文字、バイナリ150文字、漢字92文字まで。
rMQRコードは国際規格(ISO)を取得しており、世界中のすべての人が自由に利用できる。
同社は5月から順次、rMQRコードに対応する製品をリリースする予定。