米レッドハットと米キンドリルは5月10日(現地時間)、戦略的パートナシップを結んだことを発表した。同パートナシップにより両社は、レッドハットが提供するITの自動化を構築して運用するためのプラットフォーム「Red Hat Ansible Automation Platform」を基盤にした統合型のサービスおよびソリューションを提供する。これにより、企業のデータセンターからエッジおよびパブリッククラウド全体に至るまでの重要なワークロードを自動化する。

両社は、「Ansible Innovation Center」を設立し、ソリューションの共同開発を進める。インフラストラクチャ・レベルからクラウドおよびエッジに至るまでのIT運用およびサービスを自動化することによって、顧客のハイブリッドクラウドへの移行を支援する。

両社はすでに全世界で900件近くの顧客を共同で支援。自動化およびマネージドサービスと「Red Hat Ansible AutomationPlatform」との組み合わせによって利益を得られるようにサポートしている。

現在キンドリルは、「Red Hat Ansible Automation Platform」の最大規模のグローバル・ユーザーとして、全世界で数千万件に及ぶ自動化を実施し、50万を超えるカスタマー・エンドポイントを管理しているという。同社はレッドハットとの共同のエンジニアリング業務を通じて、自社の自動化アーキテクチャをさらに拡張し、サービス・チーム全体のストレージおよびネットワーク自動化機能の拡張を図る予定だ。